秋の天候に賭けサイダーを売る

kanazu362008-04-30

明日はもう5月で初夏。
5月4日は「ラムネの日」と新聞に。
日本で初めてレモン水(レモネード)が製造されたのは、
1865年(慶応元年)に長崎の藤瀬半兵衛という人によると
紹介されている。
ラムネの製造販売をはじめたのは、東京の千葉勝五郎という人物で、1872年(明治5)の
5月4日とも言われている。
このことから5月4日は「ラムネの日」とされた。
長崎の藤瀬半兵衛が初めて製造販売した日がはっきりしていれば、その日がラムネの日に
なったかもしれませんと。
夏の飲み物「地サイダー」も人気と新聞に。
昔は「ラムネ」や「サイダー」は、夏の飲み物として子どもたちに人気があった。
全国清涼飲料工業会(東京)によると国内では約50社余りが、約70種の地サイダー
作っている。
地サイダーは、インターネットでの通信販売を中心にひそかなブームだという。
地サイダーという見出しに、高校の文化祭で夏の飲み物サイダーを秋の天候に賭けて
売った記憶が甦った。
・サイダー作り
 今の子どもはサイダーを作るだろうか。
 小学生のころ友だちとサイダー作りをした。
 サイダー瓶・水・砂糖・重曹・箸などを準備。
 瓶に水を入れ砂糖を入れ重曹をひとつまみ入れ箸でかき回すとサイダーが出来上がり。
 かき回すとシュート音がして泡が出る。
 重曹を入れすぎると泡はたくさん出るが苦くて飲めない。
 昔は、薬局で簡単に重曹は買えた。
 砂糖は貴重な時代、母から砂糖をもらうのに苦労した思い出が。
・秋の天候に賭けたサイダー売り
 母校高田商業の文化祭行事では、3年生が模擬店主となり商売を実践体験する。
 店の飾りつけから商品の仕入・販売まで生徒がアイデアを出す。
 昭和33年の11月の文化祭では、卸業者から缶詰・ソーセージなどを仕入れた。
 仕入先の酒屋の主人が、季節はずれのサイダーなら半値以下で卸すと。
 秋の天候に賭け季節はずれのサイダーを売ることにした。
 サイダーの銘柄は「つばめサイダー」だったと記憶しているが定かでない。
 当日は晴天、気温も上がり季節はずれの安いサイダーは思いのほか売れた。
 文化祭終了後は、売れ残りの商品を業者に返品し精算する。
 サイダーのお陰で利益が出た。
・昭和の空き瓶を愛好者に無料提供
 4月4日の新聞に、自宅近くにあった「大和飲料」がジュースやサイダーの古い空き瓶
 の引き取り手を募集中。
 2代目社長の田中一良(66)さんは「捨てればごみだがインテリアにもなりそう。
 興味のある方に差し上げたい」と。
 大和飲料が製造していた看板商品の「ヤマトシトロン」には懐かしさと思い出が。
 「つばめサイダー」の瓶はまだ残っているだろうか。
 高田市仲町5丁目の会社の空き地に、サイダーの空瓶が木箱に詰められ積まれて
 いたのを見た記憶がある。
 昔は、サイダーといえば「三ッ矢サイダー」が代名詞で「リボンシトロン」や「キリンレモン
 もあった。
時代の流れ、今は瓶に入ったサイダーを見ることはほとんどない。
冬でも缶入りのサイダーが売られる今の時代。
秋の天候に賭け文化祭でサイダーを売った懐かしい記憶が甦る。

懐かしいサイダーが(イラストを模写)