端午の節句と鯉のぼりと金太郎

kanazu362008-05-13

端午の節句も終わった。
初夏の風に乗り農家の庭先の鯉のぼりがまだ大空を泳ぐ。
端午の節句と鯉のぼりと金太郎のいわれなどをインターネットで
調べた。
端午の節句
 5月5日は端午の節句で別名「菖蒲(しょうぶ)の節句」。
 ショウブやヨモギを軒に挿すのは邪気を払うためで、豊作を願う女性たちの行事の
 「五月忌(さつきいみ)」で中国から伝わった風習。
 昔、あらぬ罪をきせられ、中国の湖南省の川、汨羅江(べきらこう)に身を投じた
 屈原(くつげん)という人物がいた。
 その後、5月には悪霊の仕業で亡くなる人が多いとか、5月生まれの子どもは悪霊に
 取りつかれていると考えられるようになり、無事に成長するよう厄払いや霊退治の
 呪(まじ)いが行われるようになってゆく。
 それが端午の節句を生んだのである。
 端午の節句が男の子の節句となったのは江戸時代。
 ショウブの音が「尚武」「勝負」に通じることもあって武士たちが合戦に用いる
 「旗指し物」を門口立てた。
 これに対抗して町人たちが「鯉のぼり」を立てた。
・鯉のぼり
 昔、中国黄河上流の霊山に「竜門」という有名な激流があり、鯉がその滝を登りきると
 龍に化身して天にまで昇っていったという故事に由来している。
 故事にならって鯉を空高く泳がせることによって男児の元気な成長と困難を乗り
 越えて出世できるようにと鯉のぼりが飾られるようになった。
 初めは「まごい」だけだったが、明治に「ひごい」、昭和になって「こごい」が加わり
 今のような三尾セットになったという。
・武者人形
 端午の節句祝いに飾る武者人形にはそれぞれに意味がある。
 ・桃太郎は、智(分別)・仁(慈しみ)・勇(勇気)を。
 ・牛若丸は、賢さを。
 ・金太郎は、健康を。
  金太郎は、鉞(まさかり、大斧)担いで熊の背に乗り、菱形の腹掛けを着けた元気な
  少年像として、五月人形のモデルとなり、出世・強健・武勇を象徴する男の子の守り神。
  この姿から、かつて日本各地で乳幼児に着用させた菱形の腹掛けを「金太郎」と呼んだ。
  「金太郎」は、出世、強健、武勇を象徴する男の子の守り神。
いつの時代になっても子を思う親の願いは同じ。
親は「子の健康と出世」を願う。

まだ鯉のぼり泳いでいるよ (イラストを模写)