生花展と花・はな・ハナ

kanazu362008-05-15

地球の温暖化が原因と見られる自然の変調を
ビジネスチャンスととらえ炎天下でも元気に咲く花、
サンパチェンス」の新品種を日本の種苗会社が開発した。
猛暑の中でもしおれにくく、炎天下の公園や家庭の花壇用に、
赤道付近が原産の花からつくった新品種で海外で人気と新聞に。
花の話題に誘われ、「新潟市いけばな芸術展」と「やひこ観光椿園」のシャクナゲ
「上堰潟」のパンジービオラなどを観て来た。
新潟市いけばな芸術展(新潟伊勢丹・5月12日)
 妻の知人二人も出品している。
 会場には22流派の人たちが生けた色とりどりの花が飾られている。
 各流派の会員の人たちが合同で生けた大作席と個人の作品の62点が並ぶ。
 一人の知人は、大作席の合同作品と個人作品。
 もう一人の知人は、大作席の合同作品。
 知人の個人作品は、フジつるを生かし紅白のツツジと白のクリスマスローズに濃紺の
 テッセンの花をうまく調和させたすばらしい作品。
 もう一人の知人の大作席は、7人が合同で「堀と柳の町新潟」。
 会場を訪れた多くの人たちから「すばらしい」の声があちこちから聞こえる。
・「やひこ観光椿園」のシャクナゲ弥彦村観音寺・5月13日)
 農業・園芸資材を販売する「北越農事」が、弥彦農場を無料で一般開放して3月に
 オープンした。
 園内の面積は約1万6千平方メートルで、サルスベリ・椿・ブルーベリー・シャクナゲなどの
 花が咲く。
 椿の花は終わり。
 シャクナゲも見ごろを過ぎた。
 畑で作業していた人が、「小川の向こうにシャクナゲの大木があります」と。
 大木にピンク・赤・白の三色の見事なシャクナゲの花が咲く。
 もう少し山のほうに進むと赤い花を付けた「トキワマンサク」が咲いていますと。
 シャクナゲが終わると農場は、ヤマアジサイの季節を迎える。
・「上堰潟」のパンジービオラ(旧巻町松野尾・5月13日)
 上堰潟の公園入り口にある約40アールのフラワーゾーンは、黄・白・紺など色とりどりの
 パンジービオラの花が咲く。
 その数約2万本。
 遊園地となっている「ふれあい交流広場」の前のフジ棚は、角田山をバックに白と薄紫の
 花が咲く。
 駐車場には多くの観光バスが止まっている。
 保育園児が遠足に来たのだ。
 松美保育園・大江山保育園・漆山保育園・巻つくしの保育園などなど。
 多くのこともたちのはしゃぐ姿に遊園地は花の数に負けない賑やかさ。
・松岳山のヤマツツジ(旧岩室村・5月13日) 
 松岳山山頂のヤマツツジは山肌をオレンジ色に染める。
 もう一度あの感激をと岩室神社から山頂を目指した。
 山頂までの距離は660m。
 山の雑木林も強風(新潟市の最高風速21.3m)で木々が大きく揺れる。
 風に乗り天から薄紫色のフジの花びらが舞い散る。
 約20分で山頂に到着。
 ヤマツツジはすでに花の時季が過ぎていた。
 山頂広場にはヤマツツジに代わり紫色のアザミの花が出迎え。
 下りは15分で岩室神社に到着。
ハマナスが咲く海岸道路
 新潟市の青山から関屋を経てマリンピア水族館に通ずる海岸道路は、赤いハマナナスの
 花が咲く。
私有地を開放し人々に花を楽しませている人がいる。
福島市郊外の私有地の里山を無料開放する「花見山公園」の阿部一郎(88)さん。
糸魚川市一の宮の個人庭園を無料開放する「金子つつじ園」の金子一夫(74)さん。
金子つつじ園では、約5500平方メートルの庭園の斜面に白・赤・ピンクの3500本の
ツツジの花が咲く。
写真家の故秋山庄太郎さんは「福島に桃源郷あり」と称賛したが、私は「糸魚川にも
桃源郷あり」と叫びたい。
花は人の心を癒し和ませる。

つつじ園を歩く (イラストを模写)