エンブレムとロゴマーク

kanazu362008-05-25

北京五輪に出場する日本サッカーチームが
フランスのトゥーロン国際大会で地元フランスを
2:1で破り決勝トーナメント進出を決めた。
日本サッカー界のシンボルの「八咫烏(やたがらす)」を
デザインしたエンブレムが、IOCの通達で北京五輪に使用できない可能性があると
報道されている。
エンブレムとロゴマークに興味を持ち新聞やインターネットで調べ街を歩き実物を見た。
エンブレムとは、標章・記章・紋章。
特に、ブレザーの胸ポケットに縫いつける校章などのワッペン類や、自動車のボンネットに
つけるメーカーのマークなどをいう。
ロゴマークとは、企業や商品などのイメージを印象づけるため、ロゴタイプと標章などを
合わせて図案化したもの。
・日本サッカー界のシンボルの八咫烏(インターネットから)
 三本足の八咫烏を使ったシンボルマークは1931年に制定された。
 日本書紀などで神武天皇東征の際、熊野(現在の和歌山県)から大和まで先導したと
 される鳥で、当時の日本サッカーの中心的存在だった東京高等師範学校(現筑波大)
 蹴球部が考案した。
 旗の黄色は公正を、青色は青春を表す。
ロゴマーク(新聞やインターネットから)
 ・ローソン
  近くのコンビニでローソンのロゴマークを見た。
  ロゴマークの中心に描かれているのはミルク缶だという。
  ローソンは、1939年にアメリカのJ・Jローソン氏がオハイオ州で開店した牛乳店が
  スタートだったことからミルク缶が描かれている。
 ・出光興産
  出光興産の広報室によれば、創業者の出光佐三氏が出社途中、通りがかりの店に
  かかっていた赤い顔の看板にヒントを得て図案化したという。
  1951年からガソリンの商標としてアポロマークを使っている。
  アポロは、ギリシャ神話に登場する弓術・医療・芸術・光明・予言の男神
  2006年にデザインが見直され、顔の周りの輪が楕円に変更されスピード感が増した。
  ちなみに同マークには性別は設定されていない。
 ・長崎屋
  長崎屋の経営企画部によれば、赤地に白い鳥が描かれている。
  「nagasakiya」の頭文字nを、ハトにアレンジして図案化したもの。
  1968年の創立20周年を記念して新しいマークに変更した。
  ハトは古来より平和と繁栄のシンボルで、誰からも親しまれている鳥。
 ・ドコモがロゴマークを一新
  携帯電話業界で後発のauやソフトバンクに猛追を受けブランド力が落ち劣勢が続く
  NTTドコモ。
  7月1日から「Docomo」の文字をすべて「docomo」と小文字に、色は赤に統一した
  新ロゴマークに一新し巻き返しを図る。
  これまでのロゴは1992年7月にNTTから分離したときから16年間にわたり使われて
  きた。
  新ロゴマークは既に携帯電話の販売チラシに登場している。
 ・コメリー(新潟県
  沖縄以外の46都道府県に店舗を構えるホームセンター業界の新潟のコメリ
  ロゴマークは、日本古来の鶏、小国鶏がモチーフ。
  創業者の捧賢一会長(74)は、「鶏は人々の生活を守る神様のお使いだ」と言っていた
  祖母の言葉を思い出し図案が決まった。
  店の販売形態により「鶏」の色も赤・青・緑の3色がある。
 ・清水フードセンター(新潟県
  食料品の販売を手がける新潟の清水フードセンターのロゴマーク
  提灯(ちょうちん)のようなデザインは打ち出の小槌。
  会社によれば「Shimizu food center」の頭文字の「S」「f」「c」を組み合わせ、
  Sを真ん中に配し、fとcが打ち出の小槌の輪郭になっている。
 ・第4銀行(新潟県
  日本で4番目に出来た新潟の第4銀行のロゴマーク
  星のような形をしているが、実は果物の柿。
  由来は、1874年1月の創立間もないころ、どんなデザインにするか行員が話し
  合っていたところ、偶然食べた柿の横断面にヒントを得た。
  東京支店の辻金五郎氏が白紙を切り抜いて朱のおわんの上に広げ、「これこそ地域の
  明るい未来を照らす太陽のようで・・・」と提案したと。
 ・松下電器産業パナソニックに社名変更
  松下電器産業が2008年10月1日付けで新社名を「パナソニック」に変更する。
  「ナショナル」と「パナソニック」のブランド名も2009年度中には「パナソニック」に
  一本化する。
  約80年使用してきた「ナショナル」のブランド名や、創業者の故松下幸之助氏の名を
  冠した「松下」名も創業90周年で消える。
  しかし、中国ではローマ字の社名の登録が認められておらず「松下電器」の社名を
  存続させるという。
 ・「ほっかほっか亭」と「ほっともっと」
  持ち帰り弁当の大手、ほっかほっか亭は商標権や運営手法をめぐり対立し会社は
  「ほっかほっか亭」と「ほっともっと」の二つに分かれた。
  新会社「ほっともっと」は5月15日新店舗を開店した。
  近くにある「ほっかほっか亭」を見た。
  1軒は「ほっかほっか亭」のままで1軒は「ほっともっと」に変わっていた。
  「ほっかほっか亭」のロゴマークは、Hの中に「HOKAKA HOKAKA TEI」
  とローマ字が書かれている。
  「ほっともっと」のロゴマークは、丸の真ん中にHとM、上に「Hotto Motto」と
  ローマ字が下に「ほっともっと」とひらがなで書かれている。
・オリジナルロゴマークをマニュアルに使う
 趣味で仲間とパソコンを楽しみパソコンで絵を描く。
 パソコンのマニュアルは時どき作る。
 マニュアルには一目で作成者が分かるようにオリジナルロゴマークを挿入している
 オリジナルロゴマークは2種類ある。
 ・図形を組み合わせたもの
  夕日の赤・日本海の青・越後平野の緑・実りの黄色をそれぞれの色で表現図形の○は
  朝を、☆は夜を、□と△はパソコンをイメージし、パソコンを毎日する
 ・イラストを描いたもの
  パソコンを楽しむ姿をイラストで描いた
街を歩けばいろんなエンブレムやロゴマークに遭遇する。
上越市高田では5月から10月までの第四日曜日に市が保有する江戸時代に建造された
町家の内部を公開する。
懐かしい生家旧金津憲太郎桶店(市に寄贈)もガイド付きで説明公開される。
エンブレムやロゴマークの由来を調べると、企業の歴史や創業者のエピソードなどを
垣間見ることができる。
北京五輪では、日本サッカー界のシンボルの「八咫烏」のエンブレムが見れるか。

マニュアルに使うオリジナルロゴマーク (イラストを模写)