菜種の刈り取り体験に参加

kanazu362008-06-02

5月最後の土曜日の31日、水の駅「ビュー福島潟」で
菜種の刈り取り体験が開催されたので参加した。
あいにく昨夜からの強風が雨に変わった。
キャンセルの続出で30人の申し込みが7人に。
予定を大幅に変更し、潟来亭での菜の花の話と雨の中15分間の菜種の刈り取り体験と
なった。
・菜の花の話
 ビュー福島潟の小林さんが、参加者にビニール袋に入った黒仁丹のような粒の菜種を
 配った後福島潟の菜の花の栽培について説明した。
 流れは、畑の土お越し・種まき・花の観賞・刈り取り・乾燥・脱穀・油絞り
 昨年9月地元のボランタィア団体などの人が福島潟の畑約6haに菜の花の種をまいた。
 まいた種は2種類。
 多くの人に花を楽しんでもらうため、4月中旬過ぎから満開になるものと5月の
 ゴールデンウイークごろに満開になるもの。
 花が終わると花はサヤとなり中に菜種が出来る。
 サヤの色が緑から薄こげ茶色に変わると刈り取りが始まる。
 刈り取った菜の花はハサ木に掛け乾燥させる。
 「ビュー福島潟」では6月22日の日曜日に「菜種油しぼり」が開催される。
 1キロの菜種から約100ccの菜種油ができる。
 福島潟では、潟の農地を有効に利用する。
 9月から翌年の6月までは菜の花。
 7月から8月まではそば。
 そばは、種まきから収穫までの期間が70から80日と極めて短い。
 花はお盆ごろが満開でそばの白い花も見事。
・菜種の刈り取り体験
 雨で2時間の菜種の刈り取り体験は約15分に短縮された。
 道具は、大型の植木バサミと稲わら。
 福島潟では土が軟らかいためカマで刈り取りは行わない。
 茎を手でつかみ抜き取り茎を10本くらいのまとめ稲わら4本くらいで根元を縛り
 根を切る。
 稲わらで縛った菜の花をはさ木に掛けて天日干しにする。
 「今はさ木に掛けられている菜の花は、先日敬和学園高校2年の人たちが刈り取った
 ものです」。
・新潟菜の花プランと菜種油など廃油の再利用
 ・新潟菜の花プランとは、
  市内各所で菜の花を育て,菜種油を生産して学校給食などで利用。
  その廃食用油から軽油の代替燃料(BDF:バイオディーゼル燃料)を精製し、
  公用車に利用するというもの。
 ・菜種油など廃油の再利用
  循環図式によれば、
  畑などで菜の花の栽培・菜種の収穫・菜種油を生産(油かすは堆肥化)・
  学校給食などで利用・廃油を回収・燃料精製処理・給油施設・軽油の代替燃料として
  ディーゼル車に利用
 新潟市では、平成17年度から地球温暖化対策の一つとして、
 ・新潟菜の花プランの取り組み
 ・使用済みの天ぷら油をごみに出さずリサイクルして環境にやさしい自動車燃料として
  再利用しゴミを減らす取り組み
 運動を実施している。
先日佐潟を歩いた。
佐潟公園の一画に赤塚小学校の菜の花畑を見つけた。
赤塚小学校の「菜の花学校」の畑は、昨年9月に4年生が植えた畑。
4月18日、赤塚小学校「菜の花学校」畑のすばらしい花を見た。
赤塚小学校の菜種の刈り取りは終わっただろうか。

菜種の刈り取りを体験 (イラストを模写)