わが家の庭のドクダミと鉢植えのドクダミ

kanazu362008-06-22

近所に住むお年寄りがドクダミを庭で干している。
聞けば、乾燥させてドクダミ茶として煎じて飲むのだという。
おもしろいドクダミの活用事例の記事が新聞に。
「ごみの有料化」でごみがごみ袋にいっぱいになるまで
ゴミを保存する家庭が増えているという。
苦肉の策として「生ごみを容器に入れ冷蔵庫で保管する人」。
「におい消しや虫よけのためドクダミをごみ袋に入れる人」。
などなど様々な対策が。
新築と同時にわが家の庭の主となったドクダミが、今年も庭の片隅で白い花を咲かせて
いる。
知人からいただいた斑入りの「ゴシキドクダミ」と「八重咲きドクダミ」も鉢の中で
白い花を咲かせている。
6月14日亀田龍吉さんは「野草日記」の中で”名前は悪いが効用いろいろ”とドクダミ
紹介している。
ドクダミ 
 ドクダミは、その名前と葉をもんだときのにおいから良いイメージを持っている人は
 少ないかもしれないが、実はなかなかすばらしい植物である。
 その語源は、「毒痛み」「どく矯(た)め」「毒止め」など諸説がある。
 ドクがつくので、いかにも毒草のように思われるが、実際はその逆である。
 古くから民間治療薬としてさかんに用いられてきた。
 風邪や便秘の治療・高血圧の予防には植物体を煎じた汁を服用し、傷・おできなどには
 生のままか、火であぶった葉を患部に貼るとよいと言われる。
 また風呂に入れれば冷え性に、鼻腔に詰めれば蓄膿症に効くと、まさに万能薬である。
 ドクダミの別名は十薬(じゅうやく)で、江戸時代の儒学者本草学者である貝原益軒
 著した「大和本草」には、馬に与えると「十種ノ薬ノ能アリトテ十薬ト号スト云」と
 書かれてる。
・庭のドクダミ
 昭和57年、わが家を新築したとき庭に土を入れた。
 ドクダミはそのとき土と一緒にわが家の庭に運ばれて来たようである。
 花の少なかった庭にドクダミの白い花が咲いた。
 「枯れ木も山の賑わい」ということわざがある。
 その時からわが家の庭の主としてドクダミを大事に育てた。
 以来毎年庭のブロック塀に沿って白い花を咲かせる。
 最近では子孫を増やし白い花がブロック塀一面を覆う。
・鉢植えのドクダミ   
 ・斑入りドクダミ(ゴシキドクダミ
  ゴシキドクダミ村松町の知人から退職のときに記念にいただいた。
  ドクダミの園芸品種で、ホットニアとかゴシキドクダミ(五色ドクダミ)とか呼ばれる。
  斑入りドクダミがヨーロッパに渡り、「カメレオン」という品種名で普及し、それを
  オランダから再導入したもので葉に乳白色の斑が入るものもあり、これらは珍重されて
  いる。
  この斑入りのドクダミは、日本では「ゴシキドクダミ」、海外では「カメレオン」と
  呼ばれる。
  やや強めの日光を当てて乾燥気味に管理すると、葉全体が赤みを帯びてとても
  美しくなる。
  欧米ではこの斑入りのドクダミはもちろん、緑一色の葉を付ける原種も大切に栽培
  されている。
 ・八重咲きドクダミ(八重ドクダミ
  鉢植えの珍しいドクダミが近所の玄関先に飾られ美しい花を咲かせている。
  聞けば「八重咲きドクダミ」だという。
  一株分けてもらい鉢に植え大事に育てている。
庭に自生するドクダミ、葉が五色の色に染まる鉢植えのゴシキドクダミ、花が八重に咲く
鉢植えの八重ドクダミ
ドクダミ花言葉は「白い追憶」。
三種のドクダミの白い花が庭を彩り、ドクダミの写真がアルバムを飾る。

庭のドクダミ (イラストを模写)