山はアジサイ河原はムシトリナデシコ
新潟県下も6月19日梅雨入りした。
今年は空梅雨か、梅雨入りしたが雨が降らない。
週間予報では6月29・30日、新潟地方にも傘マークが。
梅雨の季節といえばアジサイの花を連想する。
護摩堂山あじさい祭りが6月20日開幕した。
6月21日の新聞に五泉市を流れる早出川の河原が
ムシトリナデシコの花でピンクに染まる写真が出ていた。
花に魅せられ21日、護摩堂山に登りアジサイの花を見、
早出川の河原を訪れムシトリナデシコの花を見てきた。
・山(護摩堂山)はアジサイ
ヤヤアジサイ・セイヨウアジサイ・ガクアジサイなど約3万株が咲く山として有名な
田上町の護摩堂山(274m)山頂のあじさい園で、「護摩堂山あじさい祭り」が
6月20日開幕した。
午前9時だが登山口の駐車場は満車。
案内板には登山口から山頂までは9ポイントに標柱が立つ。
・ポイント1:山頂まで1800m、徒歩40分 ・ポイント2:山頂まで1500m
・ポイント3:山頂まで1200m ・ポイント4:山頂まで900m
・ポイント5:山頂まで600m ・ポイント6:山頂まで300m
・ポイント7:あじさい園西側遊歩道、西側遊歩道の分岐点
・ポイント8:西側遊歩道山頂まで200m
・ポイント9:東側遊歩道山頂まで150m
登山道には「谷砦跡」「田上小学校林」「空濠跡」「石切切場跡」「田上町名木越の彼岸桜」
などの看板が立つ。
10時10分山頂到着、「本丸跡」の標柱と「護摩堂山城址」の石碑が建つ。
山頂広場からは眼下に田上の街並みと遠くに国上・弥彦・多宝・角田などの山並みが。
山頂のあじさい園には、淡い青色のあじさいの花が咲く。
花の見ごろはこれからで白・紫・ピンクの花などが山肌を彩る。
・河原(早出川)はムシトリナデシコ
国道290号線早出川に架かる早出川橋から下流を見下ろすと左岸の河原は、
ムシトリナデシコのピンク色に染まる。
河原に下りた。
河原のキャンバスは、石の白とムシトリナデシコのピンク色そして雑草の緑のコントラスト
がすばらしい。
新聞を見てムシトリナデシコの花を見に来た人が2組もいた。
ムシトリナデシコ:原産地はヨーロッパで、現在は世界の温暖な地域に広く分布する。
日本には、江戸時代に観賞用に導入された。
茎の高さ30から60センチに成長する。
5月から6月にかけて枝の先に紅色で直径1センチの5弁の花を多数つける。
茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分が帯状にあり、ここに虫が付着して捕らえられる
ことがある。
名称の由来は、この粘液に虫が捕まることがあることからムシトリナデシコの名がついた。
捕獲された昆虫を消化吸収することはなく食虫植物ではない。
ムシトリナデシコは、各地で野生化しており、道端や空き地でも群生しているのを良く
見かける。
わが家に庭にも知人からからもらったムシトリナデシコの花が咲いている。
・番外:東龍寺参禅道場
護摩堂山登山口近くに曹洞宗安国山東龍寺がある。
沿革によれば、東龍寺は弘仁5年(814)あるいは、天長5年(828)真言宗として
開祖された。
正慶元年(1331)護摩堂城主平賀宝山の外護を受け、臨済宗の寺院として再興された。
文安5年(1448)曹洞宗に改宗した。
本堂左側に2000年に完成した座禅堂がある。
入り口には「認可参禅道場」と書かれた表札が掲げられている。
パンフレットには、「毎月第2土曜日午後7時30分から9時30分まで、月例座禅会を
やっています。ご参加ください」と。
地元湯田上温泉の旅館協同組合では、毎週水曜日と木曜日、希望する宿泊客に東龍寺
での座禅体験をサービスしている。
山に登り体を鍛え、花を見て心が和み、温泉につかり心を癒す。
最後は座禅で心を清める。
河原がピンクに染まる (イラストを模写)