ガソリン高騰と市民生活
今朝(7月11日)の地方紙新潟日報の1面トップは、
「東北電1月にも値上げ・原油高で本格改定」と。
7月11日ニューヨークの原油先物価額は
一時1バレル147ドルを突破、史上最高値を更新150ドルも
視野に。
ガソリンの値段も7月1日から大幅に値上りした。
原油価額の高騰で新潟県内のガソリンは、1キロ当たり182円と
店頭表示されている。
離島の佐渡では190円を超え191円に。
原油価額の高騰は市民生活に大きな影響を与えている。
・ガソリンの高騰で車離れが加速
2007年6月の米新車販売台数は各社軒並み減少した。
日米大手6社のうちGM26万457台(17.7%減)・トヨタ19万3234台
(21.4%減)・フォード14万6461台(27.9%減)・ホンダ14万2539台
(1.1%増)・クライスラー11万7457台(35.9%減)日産7万5847台
(17.7%減)
2008年上半期の日本国内の社名別新車販売台数は、
1位ワゴンR(スズキ)11万3999台(前年比6.5%減)・
2位ムーブ(ダイハツ)9万8324台・3位フィット(ホンダ)9万8013台・
4位タント(ダイハツ)8万5901台・5位カローラ(トヨタ)8万262台・
6位ヴィッツ(ホンダ)6万8151台・7位ライフ(ホンダ)4万9685台
と、ガソリン価格の高騰を受け、ベストテンのうち軽自動車が6車種、小型車が
3車種が占め、消費者の低燃料車志向が鮮明になった。
大型車では2月に全面改良したトヨタのクラウンが9位4万8066台(51.5%増)
で健闘を見せた。
・夏のレジャーは「安・近・短」
ガソリン高騰・航空運賃の値上げ・タクシーの値上げの影響で市民は遠出を控える。
夏のレジャーは「安い・近い・短い」と財布の紐を固く締めている。
新潟県から尾瀬に入る「魚沼ルート」がガソリンの高騰でマイカーが敬遠され定期船
利用客が昨年に比べ4倍超の伸びだという。
・買い物は郊外大型店から近所のスーパーや農家の宅配野菜売りで
ガソリン高騰は、郊外大型店での買い物を控え、値段が少しは高くても徒歩や自転車で
行ける近くのスパーや商店を利用する人や近くの農家の人が直接売り来る新鮮な野菜を
買う人が増えている。
郊外の大型店ジャスコでは客離れを防ぐため全国の一部地域を除く店舗で、5000円
以上の買い物客に5000円・3000円・1000円のガソリン券が当たる抽選会を
実施する。
新潟市内の大手スパー清水フードでは、新潟市内の3店舗で購入商品を当日自宅まで
配達する有料サービスを始めた。
米フロリダ州では、宝くじの賞品に、ガソリンの「生涯無料提供」が登場し話題を
集めている。
・自転車利用者が急増
地球温暖化対策とガソリン高騰を受け、公共交通機関や自転車や徒歩で通勤しょうと
「エコ通勤」が叫ばれている。
ガソリン高騰で通勤手段がマイカーから自転車に変える人が急増している。
近くに住む知人もマイカー通勤をやめ30分早く自転車で出勤する。
・番外:畑(家庭菜園)
野菜の高騰で20坪の畑(家庭菜園)から収穫する野菜が我が家の家計を助けている。
これまでの収穫物は、ソラマメ・タマネギ・ジャガイモ・キュウリ・トマト・ナス・アオジソ
などなど。
これからはカボチャ・イトウリ・大根・ニンジン・ネギなどの収穫期を迎える。
・番外:「我が家の節約術」を募集
地方紙新潟日報では、原油価額の高騰の余波で物価が高騰し市民の暮らしを直撃。
こうした値上げに対抗するため「我が家の節約術」を募集している。
日々の暮らしに市民はどんなアイデアや工夫で生活防衛策を実践しているのだろうか。
7月7日、日銀は7月の地域経済報告を発表した。
全国9地域のうち東北を除く8地域の景気判断を下方修正した。
物価高騰を受け個人消費に弱めの動きが見られ、景気減速が全国的に広がっていると。
年金生活の我が家。
我が家のどこをどう節約するか、これから妻と二人で相談だ・・・
こんなに値上がりしたの (イラストを模写)