ホタルが舞いカエルが鳴ていた街

kanazu362008-07-14

ほたると柳といえば、童謡「ほたる」ほたるの宿は 川ばた柳・・・
カエルと柳といえば、小野道風とひだれ柳に飛びつくカエル
を思い出す。
7月6日NHK小さな旅「東京ほたる慕情」を観た。
東京でホタルを大切に守る人たちがいる。
・ホタルの復活を願う地元の声を聞き、みずから飼育を 始めた染色工場の主人、
 小学校にほたる飼育施設を作る。
・「ホタルは命の光」という祖母の教えを胸に、19年間ホタルの世話に打ち込んできた
 板橋区の男性職員。
・「最後にホタルを描きたかった」という、亡き父親(画家)を思い起こす女性。
大都会で、ほのかな光に思いを寄せる人たちを訪ねる旅だった。
新潟に家を建てた昭和49年当時、第二の故郷新潟市坂井輪地区もホタルが舞い
カエルが鳴ていた街だった。
当時の家の近くを写した写真がアルバムにある。
昭和40年代の新潟坂井輪地区は宅地開発が進み住宅が増え、子どもの数も増え
新通小学校から坂井東小学校(昭和53年4月1日開校)が分離独立した。
大堀が流れ川ばたに柳もあり、周りには田圃も畑も松林もあった。 
大堀は埋め立てられて大堀幹線道路に。
田圃や畑は住宅地に。
近くの松林の木は伐採され坂井東小学校が建てれれた。
切り残された松の苗木を数本いただき庭に植えた。
その松は、知人の新築祝いの庭木としてプレゼントした。
大堀は水が流れホタルが舞いカエルが鳴ていた。
坂井輪に住んころは、庭でもかえるの姿が見られた。
大堀は埋め立てられて道路となり、何時しかホタルの舞う姿も消えカエルの鳴き声も聞かれない
街となった。
ことし5月19日、近くの娘の家の庭で1匹のカエルを見つけた。
水まきに驚き草むらから飛び出し草むらに消えた。
近くに田圃や空き地はない。
どこから来たのだろうか。
家の近くの坂井東小学校にはビオトープがある。
小山があり木々が植えられ池もトンボ池もある。
小山を一周するように小川も流れている。
この池でオタマジャクシがカエルに成長し、道路を横切ってきたのだろうか。
庭でカエルを見るのは何年ぶりのことだろうか。
小さな旅「東京ほたる慕情」では、ホタル飼育に取り組む人と東京の街に再びホタルの乱舞する
光景に酔い知れる多くの人の姿が映し出されていた。
昔の新潟市坂井輪には「大堀の柳」「ほたると柳」「カエルと柳」と絵になる風景があった。
第二の故郷新潟市坂井輪地区もホタルが舞いカエルが鳴く昔のような街に・・・

庭にカエルが (イラストを模写)