話題が豊富なこめ・米・コメ

kanazu362008-07-15

今日7月15日、燃料代高騰で採算が悪化する
漁業の窮状を世論に訴えるため、全国漁業協同組合連合
なで17団体に所属する約20万隻が一斉休業する。
新潟県も県漁業協同組合連合の約6000隻が参加する。
6月19日の入梅後もまとまった雨の降らない新潟県
米王国新潟県水稲作付け面積は約12万ヘクタール(2007年度)。
少雨の影響で7月2日現在、県内の9市町村の計29.9ヘクタール
の水田で田植えができず、10市の計34.7ヘクタールで水稲の生育が遅れている。
米の話題を新聞から拾った。
・日本の米の起源は
 これまで日本の米の起源は、中国の長江流域の遺跡かでジャポニカ米とみられる炭化
 した米が見つかったことなどから、考古学的には中国発祥とする見方が主流であった。
 農業生物資源研究所つくば市)の井沢毅研究所主任研究員は、日本で一般的な
 ジャポニカ米の栽培は東南アジアが日本の米の起源であることが遺伝子分析で示された
 として、7月7日付けの米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。
 今後日本の米の起源は、中国か東南アジアかで議論を呼びそうだ。
・コメの減反 
 コシヒカリは全国の水田の3分の1以上で作付けされている人気品種。
 農林水産省が7月3日発表した2008年産主食用水稲の作付け見込みによると、
 新潟県など17県で生産調整(減反)の目標が達成できず、全体の達成率は約7割に
 とどまっている。
 米どころ新潟県の過剰作付け面積は3906ヘクタールで4番目に多かった。
 過剰作付け面積の多かった県は、1位が福島県の1万2536ヘクタール、2位が
 千葉県の1万170ヘクタール、3位が茨城県の5785ヘクタール。
 30都道府県が目標面積を超過して減反した。
 減反超過分と未達成分を差し引きすると計2万9364ヘクタールが減反目標を
 上回って過剰作付けされる。
 過剰作付けは米価の下落を招く恐れがあり、農家の経営難につながる可能性がある。
米粉の生産倍増へ
 小麦の輸入価額高騰が続き、小麦粉の代替品として米粉が注目を集めている。
 米穀加工販売の弥彦村藤井商店が米粉の製造ラインを増設した。
 米粉は今、パンやめん・お菓子の原料として需要が急速に伸びている。
 米粉の原料は国産のうるち米が中心。
 新潟県では一部の学校給食のパンに使われている。
コシヒカリの新品種コシヒカリBL
 全国の水田の3分の1以上でコシヒカリが作付けされている。
 新潟県では平成17年度から、新品種のコシヒカリBLを県内に一斉導入した。
 「コシヒカリBL」とは、コシヒカリに稲の大敵であるいもち病に強い性質をプラス
 した品種。
 開発には、「遺伝子組換え」ではなく、「戻し交配」という従来からの育種方法で、
 15年間の歳月をかけた。
 コシヒカリの表示方法をめぐり「コシヒカリ」か「コシヒカリBL」かと議論されている中、
 新潟県内食品スーパー大手の原信(長岡市)では、店頭の米売り場に“新潟コシヒカリBL
 とは・・・”と「BL」について説明する掲示をしてコシヒカリBLを販売している。
 7月7日新潟市の原信関屋店を訪ね売り場で「BL」の掲示板を確認した。
 掲示板には、“新潟コシヒカリBLとは・・・”農薬を減らして栽培が出来る、環境に
 やさしいお米です。・・・・全農パールライス東日本(株)新潟支店と。
・大学主導の会社「じょうえつ東京農大」の設立
 東京農大学では、2005年度から、文部科学省の学術フロンティア事業として、経営 
 が成り立つか研究してきた。
 試行錯誤の結果、収量も10アールあたり400キロを上回る水準を確保した。
 会社として経営が成り立つめどがついたことから、「株式会社じょうえつ東京農大
 (社長:東京農大藤本彰三教授)」を2008年4月に設立、地元スーパーとJAS
 有機認証米の売買契約を結んだ。
 設立に当たっては、大学関係や地元の有力企業など200人余りの人から4100万円を
 上回る出資があった。
 会社は、水田・畑作10ヘクタールでスタートするが、当面は赤字となるが、規模を
 拡大して4年目以降の黒字転換を見込んでいる。
 巷からは「大学による農業法人は極めて珍しい。成功を期待する。」と励ましの声が。
・出産祝いのお返しは出生時と同じ量のコシヒカリ
 長岡市の米穀店が、出産祝いのお返しの品として魚沼産コシヒカリをおもしろい
 アイデアで販売している。
 お返しの品は、赤ちゃんの出生時の体重と同じ量の入った魚沼産コシヒカリ
 販売する店は、「今議商店」。
 インターネットのホームページで紹介されていると知り開いた。
 お子様の体重が販売価額(出生体重は1グラム単位)
 いろいろなデザインの袋があり、赤ちゃんの写真・名前・誕生日・体重・メッセージなどが
 印刷できる。
 お返しの品を受け取った遠方の人などからは、赤ちゃんの写真入の米袋を抱くことで
 赤ちゃんを抱いている気持ちにさせると大好評だという。
米王国新潟県は、米の話題が豊富だ。

これが噂のコシヒカリBL (イラストを模写)