ベテランの引退と若者の初勝利

kanazu362008-08-02

今日8月2日から夏の甲子園大会が始まる。
野球部員が強制わいせつ容疑で逮捕された
桐生第一(群馬)も出場が認められた。
新潟県代表の新潟県央工は2日目の第4試合で
東兵庫代表の報徳学園と対戦する。
日米のプロ野球選手として活躍したベテランの野茂英雄投手(39)が現役を引退した。
北の大地で南国沖縄生まれのロッテ大嶺祐太投手(20)が日本ハムダルビッシュ
投げ勝ちプロ初勝利を上げた。
野茂英雄投手
 日米のプロ野球選手として活躍、日本選手の大リーグ進出の実質的な先駆けとなった
 野茂英雄投手が日米通算201勝155敗の成績を残し現役を引退した。
 野茂投手(成城工高)は、1989年ドラフト会議で史上最高の8球団から1位で
 指名を受け近鉄が交渉権を獲得、近鉄に入団した。
 1年目で最優秀選手などを獲得。
 独特の投球ホームから「トルネード投法」と呼ばれた。
 1995年にドジャースに入団、1965年の村上雅則投手(当時ジャイアンツ)に
 次いで日本選手として二人目の大リーガーとなった。
 大リーグでの活躍は、新人王を獲得・ナショナル、アメリカン両リーグで無安打無得点
 試合を記録する史上4人目の快挙を達成などなど。
 日米通算201勝155敗(日本で78勝46敗・大リーグで123勝109敗)。
・ロッテ大嶺祐太投手
 沖縄石垣島が生んだ将来のエース候補。
 昨年早くも一軍デビューを果たし、150キロ台の力のある速球に大きな可能性を
 感じさせた。
 7月24日札幌ドームでの日本ハム戦に今季4度目の先発で日本ハムダルビッシュ
 投げ合った。
 打線の援護を受け6回を4安打・6三振・失点2と押さえ4:2と勝利投手の権利を
 得てマウンドを降りた。
 リリーフ陣が好投し試合は5:2でロッテが勝利、プロ2年目の大嶺投手が北の大地で
 プロ初勝利を挙げた。
 大嶺投手は小2から野球を始め八重山ポニーでは世界大会3位。高1秋から背番号1。
 日本最南端の高校八重山商工を2006年春夏連続で甲子園出場に導いた。
 センバツは、1回戦で高岡商から毎回の17奪三振を奪い勝利、2回戦で優勝候補の
 横浜に敗退、夏は甲子園ベスト16に進出。
 2006年高校生ドラフト1巡目でロッテに指名された。
 ロッテ唐川侑己(成田高・5勝3敗・19)と並ぶ近い将来のエース候補。
 同年代の楽天田中将太(駒大苫小牧・6勝6敗・20)とのライバル対決はこれからだ。
・番外:負けと失格
 ・負け:大相撲朝嵐関
  7月24日の「大相撲土俵のうちそと」に制限時間いっぱい後、土俵に落ちていた
  ごみを土俵の外へ捨てに行って負けにされた一番のことが新聞に書かれていた。
  面白い記事なのインターネットで調べた。
  これは「月刊大相撲」という雑誌の昭和43年10月号に詳しく書かれている。
  昭和43年(1968年)秋場所初日、十両最初の一番の朝嵐(あさあらし)と
  和晃(かつひかり)戦での出来事です。
  制限時間いっぱいで、朝嵐は最後の仕切りのときに、和晃が「待った」をかけました。
  その時、朝嵐は仕切り線の上に「ホウキ」の切れ端が落ちていることに気づきました。
  これを踏んで足を滑らせてはいけないと思った朝嵐は土俵の外へ捨てに行きました。
  ところが、突然審判委員から物言いがつきました。
  審判団の長時間にわたる協議が行われた結果「時間いっぱい後に土俵を出たため、
  反則負けとする」という判定が下されました。
  ちなみにこの朝嵐は、引退後は振分親方として活躍していましたが今年の名古屋場所
  に65歳の定年で日本相撲協会を去った。
 ・失格:女子プロゴルファー若林麻衣子
  7月18日初日、インスタートの第2組8時10分にスタートした若林は、11時前には
  9ホールを終了。
  クラブハウスで折り返しを待っていた。
  その際、「時間があったし、話していても暇なので」と、キャディバッグからいつも
  練習で使っているゴムボールを取り出し、腕の間に挟んで素振りをしたという。
  この行為が、ゴルフ規則14−3「人工の機器、異常な用具と用具の異常な使用」の
  規定違反と判断され、競技失格の罰を受けた。
  ホールアウトし、練習場にいたときに初めてこの処置を聞いた若林は、「(ルールは)
  まったく知りませんでした」と複雑な表情を浮かべた。
  帯同したキャディも、「あの時、もっと疑いの心を持つべきでした」と悔しそうに話した。
甲子園を沸かせたロッテの大嶺投手・ロッテの唐川投手・楽天の田中投手など将来の
エース候補が順調に勝利を挙げている。
2006年高校生ドラフト4順目で阪神に指名された横山龍之介投手(20・日本文理)の
1軍デビューは何時か。
ベテランが引退し若者が活躍するプロ野球の世界。
新潟出身の横山投手がんばれ。

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