新潟まつりポスター展と水原夏祭りの  灯籠絵展

kanazu362008-08-07

今日7日は立秋
今日も町内のぴょんぴょん公園には、元気にラジオ体操をする
子どもたちの姿がある。
公園の藤棚は、夏休みの子どもたち歓迎するかのように
季節はずれのフジの花を咲かせている。
明日8月8日から新潟まつりが始まる。
旧水原町では夏祭りで担いだ灯籠絵を街に飾るという。
7月31日新潟まつりポスター展と水原町の灯籠絵を見てきた。
新潟まつりは、川開き、住吉祭、商工祭、開港記念祭という歴史ある4つの祭りが一つと
なって昭和30年に第一回がスタートした。
・川開き
 明治41年、新潟は2回にわたり大火に見舞われました。
 一日も早い復興を期して、同43年に「新潟川開き協賛会」が結成され、
 9月10日11日の両日、萬代橋下流の中州で、花火が打ち上げられたのが「川開き」
 の起源とされています。
住吉祭
 廻船問屋が大阪の住吉神社からご神体を受け、地域住民にも信仰されるようになり、
 享保11年行列を組む祭りが行われた。
 これが「住吉祭」の起源だと伝えられます。
 神輿は港の安全を祈り、信濃川を東から西へ水上渡御していきます。
・商工祭
 昭和4年の秋、商業振興を目的に広告パレードが始まりました。
 これが発端で「商工祭」の名がつけられ、戦後は各企業の趣向を凝らした山車が連なり、
 古町芸妓も総出で華やかさを競うなど、行列は延々5キロにもおよんだといわれます。
・開港記念祭
 新潟港は、安政条約による5港の1つとして明治元年11月19日に開港しました。
 昭和5年には開港60周年記念式典が開催され、それまでの記念日を「記念祭」として、
 史料展や物産展など多彩な催しが賑やかに開かれたそうです。
・ポスターに見る新潟まつり展(新潟市歴史博物館)
 新潟市歴史博物館で新潟市内の郷土愛好家で作る「新潟ハイカラ文庫」が主催する、
 ポスターに見る新潟まつり展が開催されている。
 同市在住の個人と新潟商工会議所が所蔵する新潟まつりのポスター15点のはか、
 明治中期の新潟港の様子を伝える廻船問屋のチラシなどが並ぶ。
 会場に入ると、「“八十万の暑い夏”新潟まつり2008」の大きなポスーが貼られている。
 ポスターには、8月8日(金)大民謡流し・8月9日(土)住吉行列・8月10日(日)
 信濃川花火大会、住吉行列と書かれている。
 ポスターを見ると祭りの日がその年によって異なっていることが分かる。
 昭和49年・昭和55年・昭和57年のポスターは、祭りの開催日が8月21・22・23日
 の3日間。
 平成元年・平成7年のポスターは、祭りの開催日が8月7・8・9日の3日間
 平成19年のポスターは、祭りの開催日が8月3・4・5の3日間。
 平成20年のポスターは、祭りの開催日が8月8・9・10の3日間。
 新潟川開 住吉大祭 8月22・23日(新潟川開協会:作成年不明)には
 万代橋と花火が描かれている。
 新潟川開 住吉大祭 商工祭 8月22・23日(新潟川開協会:作成年不明)には、
 万代橋と花火と花火を見上げる古町芸妓の後ろ姿が描かれている。
 「新潟名所双六:明治34年発行」には、市役所・県会議事堂・県庁・白山神社
 警察署・裁判所・師範学校などなどが描かれている。
 「鉄道道中双六:大正4年1月1日」は信越線・羽越線・越後鉄道道中すごろくで
 振り出しは新潟で上がりが東京。
 「新潟築港記念博覧会」ポスターは、会場:新潟市白山公園・期間:大正15年
 6月11日から7月20日。
 昭和12年8月22・23日の新潟川開煙火番組も飾られている。
・水原町夏祭り灯籠絵展(水原町本町商店街)
 水原には昭和43年から3年間勤務したので水原町夏祭りには思い出がある。
 街には神明宮・菅原神社・大山祇神社など多くの神社があり8月20日から26日
 までほぼ毎日祭りがあり中心街のあちこちで灯籠巡行が行われた。
 巡行では、若衆がろうそくを入れた縦長の灯籠を担ぎ威勢よく通りを練り歩いた。
 中には他町内の灯籠と押し合う場合もあり死人が出るほどの賑わいだった。
 水原町本町商店街の有志が、この灯籠絵を生かし活気ある「まちにづくり」の取り組みを
 始めた。
 灯籠は、祭りの始まる1カ月前ごろから灯籠の張り替えが行われるという。
 その古い灯籠絵を集め、集まった灯籠絵を商店街のアーケードや水原代官所付近の道路
 に飾り街に活気を呼び込もうというもの。
 7月25日現在8枚の協力を取り付けた。
 7月31日灯籠絵を見ようと本町商店街を歩いた。
 絵を1枚も見つけることが出来なかった。
 水原商工会で話を聞いた。
 現在灯籠絵の収集活動の準備段階で街に灯籠絵を飾る日は未定だと。
新潟まつりポスター展を見て、古老たちが「新潟まつり」と言わず「川まつり」と言っていた
意味が分かった。
今年も8月10日の夜、信濃川河畔に約1万発の花火が打ち上げられ夜空に大輪の花が
咲く。

夜空を見上げる (イラストを模写)