孫とえちごワンデーパスで旅へ
夏休みに入り孫がえちごワンデーパスを使い
一人で村上から新潟のわが家まで電車の旅を体験した。
自信がついたと自由研究の課題にえちごワンデーパスで
出雲崎の良寛さんと弥彦神社巡りをする旅の計画を立てた。
越後線・弥彦線・信越線を乗り継ぐコースなので私も同行することにした。
・寺尾―出雲崎(越後線:49.6キロ)
寺尾駅でえちごワンデーパスをを購入(大人1500円・小人750円)。
寺尾駅7:59発、吉田駅で乗り換え9:11出雲崎駅着。
・出雲崎駅―出雲崎―出雲崎駅(自転車)
出雲崎駅で自転車を借り山道の県道を走り良寛記念館(3.4キロ)を経て出雲崎の
天領の里(4.9キロ)へ。
県道は通学路となっており交通事故の心配はない。
オニヤンマーが先導役で自転車の前をスイスイと飛んで行く。
・良寛記念館に9:38到着
入り口には「夏だから良寛 生誕250年記念展」
“良寛の名品があなたの心に清風をはこびます”と書かれている。
壁に良寛さまの略歴が掲示され、多くの書や歌が飾られている。
「良寛さんとタケノコ」の絵もあり話をした。
・良寛と夕日の丘公園
良寛記念館を出て石段を登ると日本海を見渡す広場に出る。
広場に「にいがた景勝百選一位当選の地」の石碑が建ち、広場中央に良寛さんと童が
話す「語らいの像」も建つ。
・良寛堂(良寛和尚誕生之地)に10:05到着
良寛堂は、良寛の生家橘屋の屋敷跡に大正11年9月安田靫彦画伯の設計により
建てられた。
入り口に良寛和尚誕生之地石碑が建ち、青い海をバックにお堂が建つ。
お堂に通じる道は白い石が敷き詰められ両側の松の緑が印象的だ。
・石油記念公園に10:15到着
石油記念公園は、明治24年、機械に よる深層採掘に、我が国で初めて成功した
油井の跡を記念公園としたもの。
この付近の油田を尼瀬油田といい、以来昭和60年まで採油が行われていました。
なお、世界初の海底油田は、この尼瀬沖で開発された。
公園内には、日本石油(現・日石三菱)創設者の内藤久寛氏の像や、石油を蒸留し
分別するのに使用した「石油蒸留釜」などがある。
・夕凪(ゆうなぎ)の橋
イベント広場から日本海に延びる、長さ102mの木製の橋「夕凪(ゆうなぎ)の橋」。
“橋の欄干に鎖を結び鍵をかけると恋が成就する”とそんなうわさが自然発生的に広まり、
いつしか「恋人たちの橋」と呼ばれるようになった。
鍵は「物産センター」で販売されている。
・天領の里
出雲崎は、元和2年(1616)佐渡からの金銀の陸揚げ港として越後で初めて代官所が
置かれた幕府直轄地「天領」とった。
天領の里は、そんな時代背景を再現した「天領出雲崎時代館」「出雲崎石油記念館」
出雲崎と周辺の物産を販売する「物産センター」から出来ている。
入場券はユニークで「通行手形」と書かれている。
会場に入ると三つ葉葵の弓張りちょうちんが掲げられた「出雲崎代官所」が。
その奥の広場には、幕府の財政を支える佐渡の金銀を運んだ大きな帆に三つ葉葵の
ご紋入りの「御奉行船」ある。
1階では、着物姿の年配の女性が、のり刷毛を手際よく動かしで出雲崎の伝統工芸
「紙風船」を作っている。
・出雲崎―吉田(越後線:25キロ)、吉田―弥彦(弥彦線:4.9キロ)
越後線から弥彦線に乗り換え終点の弥彦へ。
・弥彦駅―弥彦神社―弥彦公園―弥彦駅(自転車)
弥彦駅で自転車を借り参宮通りを走り弥彦神社へ。
神社を参拝左側の門をくぐり社家通りを歩く。
神社前から自転車に乗り弥彦公園へ。
公園は、春のサクラ・ツツジ・初夏のアジサイ・秋の紅葉と四季折々の彩りに賑わいが。
浅尾池ではカモが羽を休めている。
・弥彦―東三条(弥彦線:17.4キロ)、東三条―新潟(信越線:40.1キロ)、
新潟―寺尾(越後線:9.4キロ)
弥彦線を弥彦から終点の東三條まで乗るのは初めてだ。
17:19無事寺尾駅に到着。
越後線寺尾駅を出発し出雲崎・弥彦を見学し弥彦線・信越線・越後線に乗り継ぐ
約160キロのえちごワンデーパスの旅は終わった。
孫は自由研究をどのようにまとめるのだろうか。
まもなく孫は村上に帰る。
孫と電車の旅 (イラストを模写)