枝豆の収穫

kanazu362008-08-26

8月23・24日は第24回黒埼まつり。
黒埼といえば「くろさき茶豆」が有名で24日のまつり行事に
「茶豆まつり」があった。
農林水産省の野菜生産出荷統計(2006年)によると、
新潟県内の枝豆作付面積は、1560ヘクタールで全国一位・出荷量は6位で県内消費
が多いのが特徴。
JA全農にいがたでは、枝豆の栽培が盛んなのは「米の生産調整が始まった1969年
以降、転作作物として栽培されるようになったため」と。
農家の人は、「枝豆の栽培だといつでも畑を水田に戻すことが出来るため」と話す。
NPO法人坂井輪地域学では、亀貝地区で会員の農家の畑を借りてソラマメや枝豆を
栽培する。
会の畑は1畝のみだが長さは54mもある。
ソラマメは昨年の11月に種をまき6月に2回収穫した。
1回目が70キロ、2回目が37.5キロだった。
6月中旬には枝豆(だだ茶豆)の苗を植えた。
8月20日会員14名が参加し枝豆の収穫を行った。
枝豆も立派な名前が付けられ地域のブランド品になっている。
「茶豆」とは枝豆の品種。
だだちゃ豆(だだ茶豆)
 庄内(山形県鶴岡市)の近くを流れる赤川の川原が原産。
 砂っぽい痩せた土地でもおいしいものが取れるという。
・くろさき茶豆
 「茶豆」は甘い香りと美味しさが大きな特徴。
 その中でも黒埼地区で栽培されたものが「くろさき茶豆」と呼ばれる。
 現在「新潟茶豆」として流通している茶豆は、新潟県西蒲原郡黒埼町(現在は新潟市
 小平方)の小平方(こひらかた)の地域で栽培されていたものが元祖。
 長い間、小平方地域で門外不出で栽培されていた伝統の品種。
 戦前戦後と、新潟市の本町市場へ売りに出され、今でも枝豆は「小平方茶豆」で
 なければ、という根強いファンが多い。
 「茶豆」のルーツについて、新潟県経済連が出している「新潟の園芸」の1988年
 6月号に「小平方の農家が明治末期に、庄内鶴岡の親戚から”だだ茶豆”をもらってきた
 ことに始まった」と書かれている。
・弥彦むすめ
 弥彦むすめは、昭和40年代から弥彦村で栽培に取り組んでいる早出し枝豆。
 枝豆シーズンの到来を告げる早出しとして生産している。
 この枝豆の出荷は5月初旬から6月初旬までだが、6月末には早出しは終わり、
 その後は路地ものとなる。
 真夏の本番シーズンの枝豆に比べ味は若干劣るが、早出し枝豆らしい軟らかさが魅力。
・坂井輪地域学の会員がだだ茶豆を収穫
 収穫には会員14人が参加。
 作業は3班に分けた。
 ・畑の枝豆をとり運ぶもの2人 ・枝豆をもぐもの11人 
 ・枝豆を袋詰め(20キロ)するもの1人
 農道にビニールシートを敷き準備完了。
 私は、畑の枝豆採りを担当した。
 はさみで茎を切り農道まで運ぶ。
 11人が枝豆をもぎ、一人がはかりで計り袋に詰める。
 作業は、午後1時半から午後5時半間での4時間。
 収穫は、2キロ入れが20袋・1キロ入れが3袋の合わせて23袋43キロ。
 キロ250円で希望者に販売された。
 私は2袋(4キロ)を購入した。
 農家出身の会員が、さやを割り生の枝豆を食べた。
 「味は最高」と太鼓判をおす。
・わが家の畑の白インゲン豆
 6月24日、わが家の畑に白インゲン豆の種をまいた。
 6〜9月に白色、淡黄白色、紫色などの蝶型の花を付けますと書かれているがまだ花が
 咲かない。
 今年も11月にはソラマメの種をまく。
ビールのつまみに採りたてのだだ茶豆が夕食の食卓に並ぶ。

枝豆の収穫 (イラストを模写)