不祥事続きの北の湖理事長四度目の 寄りは残せず

大相撲秋場所は１４日の初日に前に大波乱が。
８日、再三の不祥事の寄りを土俵際で残し寄り返していた
北の湖理事長、四度目の寄りに力尽き土俵を割りついに
引責辞任した。
不祥事の嵐に見舞われた北の湖理事長の最近の動きを新聞から拾った。
・時津風部屋序の口時太山の暴行死亡事件
　２００７年６月２６日時津風部屋序の口時太山がけいこ中に倒れ病院で死亡した。
　日本相撲協会は２００７年１０月５日、師匠の時津風親方（元小結双津竜）が、
　弟子の死亡事件で協会の信用を失墜したとして解雇した。
・横綱朝青龍の帰国先でのサッカー事件
　夏巡業の休場届を出しながら７月２５日帰国先のモンゴールサッカーをしていたことが
　発覚、日本相撲協会は８月１日、２場所出場停止と減俸３０％の４か月の処分と九州場所
　千秋楽までの謹慎の処分を科した。
　師匠の高砂親方にも減俸３０％の４か月の処分を科した。
・幕内若ノ鵬の大麻取締違反容疑で逮捕（解雇）
　警視庁組織犯罪対策５課は８月１８日、大麻取締法違反（所持）の疑いで、大相撲間垣
　部屋の　ロシア出身力士、若ノ鵬（２０・ガグロエフ・ソスラン・アレキサンドロヴィッチ）
　を逮捕した。
　現役の関取（十両以上）の逮捕は初めて。
　８月２１日、日本相撲協会は、幕内若ノ鵬を解雇した。
　師匠の間垣親方は理事を辞任した。
・幕内露鵬と十両白露山の大麻陽性反応事件（二力士解雇）
　・８月２日の日本相撲協会の抜き打ち尿検査で、幕内露鵬と十両白露山に大麻の陽性
　　反応があった。
　　通報を受けた警視庁を二力士の事情聴取と所属する大嶽部屋と北の湖部屋などを
　　家宅捜査した。
　・４日日本相撲協会は、二力士の検体を専門の検査機関三菱化学メディエンスに提出。
　　その結果、精密検査でも陽性反応が出た。
　　この結果を受け８日、日本相撲協会は二力士を解雇した。
　　二力士が所属する師匠の北の湖理事長は引責辞任、大嶽親方は委員から年寄に
　　降格した。
北の湖理事長の引責辞任で新理事長に武蔵川親方（元横綱三重ノ海）が就任した。
三力士の大麻問題解雇で大揺れの相撲界。
相撲界はファンに見放され秋風が吹きはじめ前途多難な冬の時代に。
新理事長はどんな方策でこの局万を打開するか。
秋場所は明日１４日に初日を迎える。
土俵の上では力士が戦い、土俵の外では、解雇された三力士が日本相撲協会と戦う。
大麻所持容疑で逮捕された元若ノ鵬（処分保留で釈放・起訴猶予処分）が、「過去の事例と
比べて処分が厳し過ぎ、解雇は無効だ」として１１日、力士の地位確認を求め東京地裁に
提訴した。
元露鵬と白露山は１２日、東京都内で記者会見し、大麻吸引をあらためて全面否定し、
法廷闘争を含めて日本相撲協会に解雇の撤回を求めていく意向を示した。
秋場所の優勝は、解雇された三力士の地位は・・・

記者会見　（イラストを模写）