現代版シンデレラあれこれ

今日１４日は十五夜。
天気予報では雨のち曇り晴れ。
今宵はお月見ができるだろうか。
十五夜といえば「かぐや姫」の物語を思い出す。
竹取の翁という者が竹の中から見つけ出して育てた
３寸ばかりの小さな女の子は、３月ほどで輝くばかりの美女となった。
その美しさに求婚する者も多く、とくに熱心な５人の貴公子に姫はそれぞれ難題を課し、
その解決を結婚の条件にしたが、若者５人はいずれも失敗する。
最後には帝の求婚もしりぞけた姫は、十五夜の晩、迎えに来た天人たちとともに、
みずからの国である月の世界へと昇ってゆく。
「シンデレラ姫」は欧州の昔話。
継母と義姉妹に虐待されるシンデレラが、仙女の助けで舞踏会に出かけた。
１２時には魔法が解けシンデレラは階段に靴を落としてしまう。　
王子は、靴を手がかりにシンデレラを捜す。ガラスの靴が縁で王子と結ばれる。
現在では「シンデレラ○○」という言葉がある。
シンデレラは「突然の幸運に恵まれた人のたとえ」や「玉の輿（こし）に乗った人」をさす場合に使われる。
「シンデレラ・ガール（ボーイ）」：無名だったのに、何かのきっかけで一躍有名になった女性（男性）。
「シンデレラ・ストーリー」：無名な状態から何かのきっかけで有名になるという話。
最近の新聞から「現代版シンデレラ」の話題を拾った。
・謎のアイフォーンガール！？
　米アップルの携帯電話「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」を製造している中国女性労者の
　写真が手違いで外部に流失した後、インターネットで世界各地に広がり「ｉＰｈｎｅガール」
　として話題になっている。
　８月２７日付けの香港各紙によると、英国のある男性が「ｉＰｈｏｎｅ３Ｇ」を購入して
　起動したところ、なぜか中に若い女性労働者の写真が保存されていた。
　男性は２０日、写真をネットで公開した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　その後、この女性は中国の工場に勤務していることが分かった。
　ネット上で「中国で最もかわいい女性労働者」呼ばれるようになって専門サイトが
　幾つも開設され一躍現代版シンデレラガールに・・・
・国民の熱い視線候補者よりメガネに
　米共和党副大統領候補のペイリン・アラスカ州知事がかけている縁なしメガネが注目を
　集めている
　有力紙ＵＳトゥデーは「国民の目は彼女でなくメガネに注がれている」と称賛。
　メガネをデザインしたのは、大阪大大学院教授で日本の工業デザインの第一人者
　川崎和男氏。
　川崎氏は「女性にとってマイナス要素ととられやすいメガネを着用、個性の発揮に成功
　している」とペイリン氏のセンスを高く評価している。
　新聞にはマケイン陣営「ペイリン効果で勢い」と。
　注目のメガネ着用が国民の心を捉え米国初の副知事誕生という現代版シンデレラ・
　スーリーに・・・
・ダイアモンドをちりばめた１億円のリカちゃん人形
　リカちゃんが誕生したのは１９６７年（昭和４２）で昨年４０周年を迎えた。
　１９６９年（昭和４４）生まれのわが家の娘もリカちゃん世代だ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　神戸市のそごう神戸店で、全身に８８１個のダイアモンドをちりばめた１億円のリカちゃん
　人形（非売品）が一般公開されている。
　リカちゃんもある日突然“現代版シンデレラ・ガール”に・・・
「かぐや姫」や「シンデレラ姫」の話は今でも子どもたちに人気だ。
現代版シンデレラたちにはどんな大きな夢が・・・

お月見　（イラストを模写）