稲刈りと雑魚と白サギ

kanazu362008-09-16

台風13号が日本に接近している。
今後の台風の進路は・・・
コシヒカリのおもしろい逸話が新聞に。
コシヒカリ」は、1944年に長岡市農業試験場で誕生した。
当時は戦時中で食糧難の時代、おいしさよりもたくさん収穫できるコメが大切だった。
コシヒカリはおいしいコメだったが、倒れやすく病気に弱かったので全国の
生産者たちにあまり人気がなかった。
人気のなかったコシヒカリを魚沼(新潟県)地方の生産者たちが何年もかけ倒れにくく
病気にも強いコシヒカリを上手に作ることに成功し、コシヒカリを日本一の人気品種に
育て、うまいコメの代名詞「魚沼産コシヒカリ」と呼ばれるブランド米にした。
新潟県経営普及課は11日今年の水稲の倒伏状況を発表した。
平年は収穫直前で77%に倒伏被害が出ているが今年は44%と30%も減少している。
8日現在の被害は、激しい倒伏(角度が60度以上)が9%・中度(角度が40度から59度)
が15%・軽度(角度が20度から39度)が20%。
新潟県野産園芸課は「倒伏が少なければコメの細りや白濁が抑えられ、一等米比率向上に
つながる」と。
台風13号が接近している。
農家は、黄金色に輝く田んぼで台風来襲前の稲刈りで多忙な日々が続く。
9月6日近くの農道を自転車で走った。
水が引き干しあがった用水路にたくさんの雑魚が干しあがっている。
白サギが近くで舞っている。
一見のどかな風景の中にも生き物たちの厳しさが。
・稲刈り
 今年も新潟県内の稲刈りのトップは、8月20日の柏崎市西山町の五日市地区だった。
 刈り取られた稲は、早生品種の「越路早生」。
 JA柏崎によると、柏崎刈羽地域で約150ヘクタールの田んぼでは越路早生を栽培
 している。
 スーパーなどの店頭に8月末から新米の越路早生が並べれれている。
・雑魚
 稲刈り前に田んぼの水を抜き田を乾かす。
 西川から用水路に水を引き田に入れていた水も止められた。
 水の止められた用水路は日毎に干しあがっていく。
 用水路の生き物たちに悲惨な運命が待つ。
 用水路の水落ち場に西川への出口をふさがれた雑魚たちの干しあがった無残な姿が。
 8月8日用水路を雑魚たちが元気に泳ぐ姿を見つけ感激したのが。
 無残な姿の中にあの時の雑魚もいるのだろうか・・・
 やがて鳥たちの餌に。
・白サギ
 黄金色に輝く田んぼの上を白サギが舞い、ときどき田んぼに舞い降りる。
 餌をついばんでいるのだ。
 白サギがが干しあがった用水路の中を首を上げ下げしながら歩く。
 だんだんと干しあがった雑魚たちの場所に近づく。
 デジカメを持って近づくと空に舞い上がる。
 干しあがった雑魚たちの無残な姿をデジカメで撮った。   
用水路のせき止めで用水路の乾き、雑魚の日干しが白サギの餌に。
のどかな風景の中にも自然界の厳しさを身近なところで体験した。

豊作の田を眺める (イラストを模写)