旦飯野神社と「学習田」の稲刈り

kanazu362008-09-17

連日「事故米の食用に転売問題」が世間を騒がす。
米どころ新潟の業者も汚染米を転売していたと。
米どころ新潟の里は、あちこちで稲刈りが始まった。
新聞に、若おかみ発“五頭からのたより”に旧笹神村宮下集落の
旦飯野神社は笹神村で初めて稲作が行われた場所と言われていると紹介されてていた。
記事に誘われ9月10日旦飯野神社を訪れた。
・旦飯野(あさいの)神社
 神社前に「宮下」のバス停がある。
 入り口の鳥居は新しく駐車場も広い。
 鳥居の右側に「延喜式内社旦飯野神社」と書かれた石碑が建ち、左側に〆飾りのついた
 大きな群馬産の三波石にが置かれている。
 境内で草取りをする人がいた。
 挨拶すると旦飯野神社の宮司(65代目・鈴木因幡守吉彦・68才)さんだった。
 この神社の特徴は、神社境内の作業は家族にも氏子たちにも手伝わさず宮司一人で
 やることになっていると仕事の手を休めて話してくれた。
 旦飯野神社は日本書紀にも登場する延喜式内社です。
 県内の下田村の五十嵐神社や村上の岩船神社なども延喜式内社です。
 旦飯野神社は、西暦300年のころ、誉田別尊(ほむたわけのみこと:応神天皇)が祭られ、
 391年に応神天皇の御子へ献米した際に、御神託によってその名がつけられたという
 由緒ある神社。
 旦飯野神社の名の「旦」は太陽が昇る様子を、「飯」は米を、「野」は田畑を現し、この地が
 笹神村で初めて稲作りを行った場所と言われている。
 現在神社の敷地は1町歩・山林は10町歩・田は3反を有する。
 新しい鳥居は、昨年10月に奉納されたもので近々朱塗りにする予定です。
 昭和36年9月16日の第2室戸台風の被害で境内の杉は、全部折れてしまいました。
 今境内にある杉は、50年前に私が一人で植えたものです。
 50年でこんなに大きくなりました。
 社殿は自由に参拝できます。
 長い石段を上り社殿に上がった。
 賽銭箱がありその前に手振り鈴が2個ある。
 両手に鈴を握り鈴を振り鈴を鳴らしてお参りした。
 おみくじは無料。
 御神酒と福飴は御自由にと・・・
 9月10日なので第10番のおみくじを引くと「吉」と出た。
 福飴は、赤の「福」と白の「吉」と書かれた紅白の飴をいただいた。
 境内脇の「加奈伊所」と書かれた石におみくじを結び神社を後にした。
・「学習田」の稲刈り
 越後の田んぼは、カラフルな色に染まる。
 稲穂の黄とそばの花の白と枝豆の緑、そして未耕作地の緑に。
 刈り取りの終わった田んぼは土色に変わる。
 9月14日、新潟日報NIC寺尾の主催する稲刈りが、新潟市亀貝インター付近の
 「学習田」で25家族約90人が参加して行われた。
 稲は今年5月4日、25家族が1反(300坪)の「学習田」にコシヒカリの苗を植えた。
 稲刈りは、1家族5株を刈り取り自宅に持ち帰り乾燥させ、9月20日にNIC寺尾に
 届けると新米に交換してくれる。
 学習田に田んぼを貸している地主の石渡勝春(亀貝・70)さんは、親子が楽しそうに
 稲刈りする姿を見ながら「今年は豊作だ。稲刈りのイベントが終われば私の田んぼも
 稲刈りです」と。
旧笹神村宮下集落の由緒ある旦飯野神社を参拝した。
おみくじは「吉」。
「福」「吉」と書かれた紅白の福飴をいただいた。
どんなご利益が・・・

旦飯野神社は・・・ (イラストを模写)