若者が新潟の街を彩るにいがた総おどり

kanazu362008-09-24

新潟県内の各地から秋の例大祭でみこしを担ぐ勇壮な姿が
連日紙面を飾る。
今年が7回目となる「にいがた総おどり」が、9月13・14・15日
の3日間、万代シティなど11会場で行われた。
今年の総おどりには県内外から255団体の約1万2000人が参加した。
9月14日新潟ふるさと村会場の総おどりを見学した。
踊りを見ようと広い駐車場は満車。
河原の駐車場に車を停めた。
にいがた総おどりとは(インターネットから)
 にいがた総おどりは、毎年9月中旬に新潟市内で開催される新潟県内最大の
 踊りの祭。
 新潟がまだ、「船江の里」と呼ばれていた約300年昔、新潟に三日三晩踊り明かす
 祭があり、貧困と災害に見舞われ過酷な地に住む庶民が一年の五穀豊穣と無病息災を
 願い、祈りを込め踊り明かしたといわれている。
 当時の様子は新潟奉行が描かせた「蜑(アマ)の手振り」絵巻物に見ることができる。
 町中の橋の上で小足駄をはき、樽砧(たるきぬた)のリズムに合わせて乱舞する自由な
 踊りの祭であった。
 明治に入り、その祭りは祭禁止令により無くなったが、当時の自由な踊り祭を
 復活させようと2002年に新潟商工会議所をはじめ若者達が中心となり、市民県民が
 一丸となって「にいがた総おどり」祭に立ち上げた。
・下駄総踊り
 2005年第4回にいがた総おどりで初めて発表となった踊り。
 小足駄を履き、樽砧のリズムに合わせて踊る。
 下駄総踊りは、個人での参加が中心であり、飛び入りでの参加も可能である。
・小足駄
 一般に良く知られる二枚歯の下駄とは異なり、歯の部分が溝に堅木を差し込んで
 作られることから「差し歯」とも呼ばれる。
 そのうち、雨用に履くものを歯の高い「高歯、中歯」といい、歯の低いものは
 晴天時に履くことから「日和、日和下駄」などともいわれている。
 関西地方では千利休が常用したといわれ、「利休下駄」などともいわれる。
 新潟では雪や雨が多い為、歯を高くして好んで履かれていた。
 下駄総踊り用の小足駄は、激しい踊りに耐えられるよう通常より手間をかけ、
 踊り用に検討された40もの工程を経て作られる。
 現在この小足駄を手仕事で作れる職人は全国に2、3人しかいない。
・新潟ふるさと村会場
 アピール館前の広場にステージが設けられ参加団体がそれぞれの踊りを披露する。
 ステージの前にイスがあり大勢の人がイスに腰掛踊りを見学している。
 参加団体の踊り子が次から次えとステージに上がり個性あふれる創作演舞を披露する。
 色とりどり衣装の中に懐かしい「五泉市」や「阿賀御連」の名前を見つけた。
 広場には、屋台店も出るほどの賑わいが・・・
・シアター館 
 アピール館3階のシアター館で昨年開催された「第6回にいがた総おどり
 名場面ダイジェストが放映されていた。
 上映時間は約55分。
 特設会場は、総おどりを見る人賑わっていたが、シアター館のビデオ見る人は少なく
 館内はガラガラ。
 色とりどりの衣装姿が踊る若者の姿がスクリーンに映し出される。
 冷房の効いたシアター館で、昨年の名場面ダイジェストを見「にいがた総おどり」を
 堪能した。
来年は、下駄総踊りをライブで見てみたい。

総おどりをシアターで楽しむ (イラストを模写)