小中学校と企業の緑化推進活動
金木犀の甘い香りがわが家の庭から漂う。
昨4日、広域農道を走り国上寺を参拝の途中、旧巻町新谷の
産地直売所に立ち寄った。
駐車場を真っ赤に染めていた彼岸花ももう終わりで根元からは
緑の葉が顔を出していた。
4日の新聞に農林中央金庫新潟支店が、新潟市内の全小学校114校にチューリップの
球根3万個を贈呈、チューリップを育てることで自然を大切にする心を養ってほしいと。
10月1日、日本緑化センター主催の第27回工場緑化推進全国大会の表彰式が行われ
新潟県からは3社が緑化優良工場として表彰された。
小中学校でも校庭の緑化活動を推進する学校がある。
緑化活動を推進する学校を訪ねた。
・緑化優良工場
・アデランス生産統括部(胎内市)・経済産業大臣賞
敷地面積12万8千haのうち、約10万3千haが緑地などで占められている。
防風林や防砂林の適正な管理に加え、遊歩道や花壇・池を整備するなど自然環境と
調和した工場。
・北越工業新潟本社工場(燕市)・関東経済産業局長賞
国道116号線を柏崎方向に進み旧吉田町を過ぎると左側に大きな森が見える。
北越工業新潟本社工場だ。
新潟本社・工場は緑豊かな環境に囲まれた立地条件を活かし、自然との対話を目指して
敷地内に「ふるさとの森」と「野鳥の池」を整備し、周辺地域の幼稚園・小中学校の
自然教材としての提供を行ってる。
この事業は既に過去20年以上にわたり続けられており、毎年延べ1000人以上の
子供たちが遊びに来る。
池周辺にはカモ、アヒル、ニワトリ、鯉、フナ、ドジョウ、ザリガニも動く教材として
人気の的。
・パナソニック電工(燕市)・日本緑化センター会長奨励賞
新潟工場では電気機械器具製造業(照明器具)を生産する。
工場正面の木々の緑はみごと。
・小中学校の緑化
・中庭を芝で緑のじゅうたんに坂井輪中学校(新潟市:9月19日)
坂井輪中学校の生徒と保護者が、草地学専門の広田秀憲新大名誉教授(76)の
協力を得て学校内に芝生を広げ緑を増やし中庭を憩いの広場にする取り組みを
始めたと新聞に出ており学校を訪れ中庭を見学した。
岩根卓司校長は、「中庭はかってテニスコートが二面あったが、コート移転後は土が悪く
雑草もはえない不毛の地だった。地域連携プロジェクトの一環として広田名誉教授に
協力を依頼した」と。
校舎脇の畑を指差しなが「あの日陰に種をまきました。来年夏には芽を出しきれいな
緑になるでしょう」。
中央の花壇にはカンゾウガが植えられており夏には黄色い花が咲いていました。
中庭も年々緑が増えて生徒の憩いの場です。
・クローバーで校庭の雑草退治の茨曽根小学校(旧白根市:8月2日)
旧白根市茨曽根はモモやナシやヨウナシやブドウの産地である。
学校は集落の中心から少し離れた中ノ口川の土手下にあった。
同校では近年、校庭に雑草が生茂り、草刈作業に悩まされていた。
これまで草刈や除草剤の散布を繰り返していたが、芝が枯れるなどして困っていた。
校庭の草刈は、周辺の自治会や老人会や近所のボランティアらで作る「茨曽根応援団」
が手伝っていた。
応援団が注目したのが、地元のナシ農家が実践しているクローバーを使っての雑草
対策だった。
7月14日、茨曽根応援団の人たちがグランド脇の「茨山」に近所から採ってきた
クローバーを植えた。
今後は、学校の前庭や中庭などのも順次植えていく予定だという。
順調なら2・3年ほどで緑豊かな校庭に生まれ変わるという。
・番外:庭の盆栽
新聞に近くの盆栽好きな金子敏夫さんが紹介されていた。
若い頃から独学で盆栽を育て、今庭には136鉢の盆栽が飾られている。
畑への通り道であり毎日外から盆栽を眺め心を癒している。
花や草木は、人の心を癒し和ます。
わが家の庭に薄紫色の「イヌサフラン」の花が咲いた。
庭の片隅に咲く真っ赤な彼岸花。
花だけで葉のない二つの花を見ると奇妙な感じが。
中庭に芝の種をまく (イラストを模写)