1000円タバコとぽい捨て・路上禁煙  条例

kanazu362008-10-10

朝6時、近くのお寺の鐘の音に誘われ庭に出た。
金木犀の芳香に混じり秋風に乗って稲ワラを焼く
懐かしい匂いも庭に漂う。
「たばこ1000円」構想が巷の大きな話題を呼ぶ。
自民党税制調査会論議していく方針を決めたと新聞に。
新潟市では、10月1日から「ぽい捨て等及び路上禁煙の防止に関する条例」を施行した。
10月5日、ぽい捨て・路上禁煙区域を歩いた。
・たばこが1箱1000円に値上げで死者を約6万人減
 厚生労働省研究班の片野田耕太国立がんセンター研究員は、たばこが1箱1000円に
 値上げされたと仮定すると、その後20年間でたばこが原因となる死者を約6万人減ら
 せることが出来ると。
 研究班は、たばこ1箱500円、700円、1000円に値上げした場合の12パターンを
 設定。
 喫煙ががん死亡に与える影響などから、20年間でどれだけ死者を減らせるか試算した。
 ・1000円に値上げされた場合、死者は5万9000人減少
 ・700円に値上げされた場合、死者は4万4000人減少
 ・500円に値上げされた場合、死者は2万人減少
 だった。
・たばこ1000円なら中高生4割「やめる」
 10月9日の新聞に厚生労働省研究班(代表・大井田隆日大教授)だ実施した
 アンケート結果が出ていた。
 研究班は2007年12月から2008年2月まで、全国の中学校130校と高校109校を
 無作為で抽出し9万39人から有効回答を得た。
 調査時点の直近1カ月で喫煙している生徒は全体の約5%の4546人。
 「たばこ(1箱)1000円になったらどうするか」との質問に
 ・「たばこはやめる」が41.9% 
 ・「分からない」が17.6%
 ・「同じ銘柄で同じ本数を吸い続ける」が9.7%
 ・「安い銘柄に変え同じ本数を吸い続ける」が6.7%
 ・「同じ銘柄で同じ本数を減らす」が5.2%
 ・「安い銘柄に変え同じ本数を減らす」が7.0%
 「(一般論として)未成年の喫煙者は1箱いくらになったらやめると思うか」の質問に
 ・「1500円」が29.9% ・「800円」が18.1% ・「600円」が18.1% 
 ・「320円」が16.7% ・「1000円」が14.8% 
 と続いた。
新潟市の「ぽい捨て等及び路上禁煙の防止に関する条例」
 10月1日から「ぽい捨て等及び路上禁煙の防止に関する条例」が施行された地域は、
 JR新潟駅前・万代地区と古町地区の人通りの多い通り。
 喫煙者のためJR新潟駅前・万代地区に2カ所と古町地区に1カ所に喫煙場所が
 設けられている。
 2地区を歩いた。
 歩道には、「路上禁煙防止・新潟市」と書かれたステッカーが張られている。
 ステッカーの大きさは、縦30センチ・横24センチで2地区に約350枚が張られた。
 「ダメでごザル・きれいな街へ一人ひとりのこころがけ」と書かれたポスターも貼られて
 いる。
 ポスターの下部には黒字で「平成21年1月19日より、違反者には“1000円”の
 過料が科せられます」と書かれている。
 条例の施行に伴い、県警OBからなる環境美化指導員6人が、1班二人の3班体制で
 制限地区のパトロールを行っている。
 路上禁煙に関する条例で過料を科する市は、全国で札幌市や横浜市など13市。
 新潟県では新潟市が初めて。
愛煙家には、1000円タバコやタバコぽい捨て・路上禁煙条例などで肩身の狭い日々が
続く。

ここではタバコは吸えない (イラストを模写)