絵図が語るみなと新潟展

kanazu362008-10-22

新潟市歴史博物館で開館5周年・新潟開港140周年記念
特別展「絵図が語るみなと新潟」が開催されている。
10月13日、開館5周年感謝デーで旧新潟税関庁舎の
「塔屋見学」が特別公開される。
13日「絵図が語るみなと新潟」特別展を観、旧新潟税関庁舎の塔屋に上った。
・絵図が語るみなと新潟
 みなと新潟の絵図約50点が年代順に飾られている。
 ・川と海の湊町 ・三ヶ津の時代 ・直江兼続新潟市域 ・新潟と沼垂 
 ・新潟湊の形成 ・みなとのかたち ・抜けちゃった松ヶ崎堀割 ・流作場の開発
 ・開港場新潟への道のり ・開港場新潟 ・近代的港湾都市新潟
 信濃川阿賀野川の2大大河に挟まれた新潟市
 川の流れや流量が変わったことで現在の新潟市が出来るまでの過程が絵図面に示され
 その変遷ぶりが分かる。
 低地で悪水に悩まされた新潟の人々。
 新潟の人々の水との戦いが、松ヶ崎堀割・新川掘削・関屋掘割・大河津分水・関屋分水
 などに見ることができる。
 阿賀野川の松ヶ崎堀割が、春先の雪解け水で抜けてしまい阿賀野川の本流になった
 という「抜けちゃった松ヶ崎堀割」の説明絵図からはなんとも言えない愛嬌が。
・旧新潟税関庁舎の「塔屋」
 ・旧新潟税関庁舎(資料から)
  開港当時の税関庁舎として現存する、唯一の建築物。
  日本建築の技術を用い、洋風をまねて表現しょうとした「擬洋風木造建築」建物。
  特徴的な意匠として、塔屋・アーチ状通路・なまこ壁・下見板・鎧戸付きガラス窓・
  きんちゃく型ガラス窓・べんがら塗装・青海波模様の棟瓦が挙げられる。
  内部は漆喰壁で一部の天井は紙貼り天井。
 13日のみ旧新潟税関庁舎の「塔屋」が特別公開された。
 公開時間は午前10時から午後4時まで。
 1回の見学で塔屋に上れるのは5人で時間は10分。
 10時に到着したが見学希望者が多く行列ができほどの人気で1時間30分待ち。
 狭い急勾配の階段を5人が一列になって上った。
 塔屋の高さは地上から16m。
 東側に信濃川佐渡汽船の建物が見え、北側からは朱鷺メッセネクスト21の建物が
 見える。
 西側は日和山の松林が見え、北側からは遠くに日本海が見える。
 昔はこの塔屋から船の出入りを監視していた。
 ボランティアの人が「窓ガラスの一部は当時のガラスのままです」と説明した。
新潟市歴史博物館前の広場では、演奏会や踊りの催し物があり店も出ており大変な
賑わいである。
子どもたちにはピンホールカメラが大人気。
大人たちはには普段は上れない「塔屋」見学が1番の人気だった。

塔屋から新潟の街を眺める (イラストを模写)