秋の味覚梨と柿とイチジクの収穫

kanazu362008-10-28

気象庁のよると、毎年、日本に大きな被害をもたらす台風の本土
上陸は、今年は8年ぶりにゼロになる可能性が高くなったと。
統計を始めた1951年以降で台風の上陸ゼロは、1984年・
1986年・2000年の3回だけ。
今年これまでに発生した台風は18個で、10月までの平均値23.1個を下回っている。
実りの秋である。
実りの秋といえば子どものころ歌った「案山子(かかし)」を思い出す。
案山子の源語は、「かがし」が変化し定着したと新聞に出ていた。
案山子はもともと髪の毛を焼いたり、こげた獣肉など異臭を放つものを置き、鳥や獣が
近づかないようにして田畑を守ったところからきている。
これを嗅(か)がしと言った。
ところが、たまたま案山子にあまり縁がない東京人が、“かかし“と言ってしまった。
さらに間違いのまま「文部省歌」にしてしまった。
たちまち“嗅がし”が死語となり“かかし”が一般化して広まってしまった。
実りの秋味覚の秋である。
梨と柿とイチジクの収穫に汗を流した。 
・梨(10月22・25日:新潟市割野)
 新潟市割野地区は梨の産地である。
 今年から7人の仲間と共同で7本の梨の木(新興梨)のオーナーになった。
 新興梨は、昭和16年に新潟県農事試験場園芸部で生まれた晩生の梨で、貯蔵性に
 優れ、日と風の当たらない場所で保管すれば年明けまで食べられる。
 梨の栽培日記を開いた。
 ・4月16日摘花と花粉採り ・4月22日授粉 ・6月20日摘果と袋かけ(1200個)
 ・6月24日摘果と袋かけ(500個) ・10月22日収穫(70個)・10月25日収穫(80個)
 1回目は一人70個の収穫のめ大玉を選び収穫した。
 1個の目方は0.8キロから1キロ。
 1回目で大玉を収穫したため2回目の収穫は、小玉が主で一人80個を収穫。
 1個の目方は平均約0.6キロ。
 3回目の収穫は11月上旬で残りを全て収穫する。
 計算では一人あと100個収穫の予定だが。
・柿(10月27日:畑)
 畑の仲間27人が共同で柿の木を8本管理する。
 10月27日はおけさ柿の収穫の日である。
 朝方は、大雨であったが作業を開始する頃には雨が上がった。
 午前9時30分、仲間約20名がハシゴ・ハサミ・伸縮自在の長バサミ・ノコギリ・カゴ等
 を持って集合した。
 木に登り柿を採る者、ハサミで柿を採る者、伸縮自在の長バサミで柿を採る者、ハシゴを
 使う者などなど。
 木の下では、女性陣が採った柿を枝からハサミで切り離しカゴに入れ運ぶ。
 今年は台風の影響もなく大豊作でビニールシートの上は見る見るうちに柿の山になった。
 昨年は、1軒に1カゴの配分だったが豊作の今年は4カゴも配分された。
 柿をカゴからビニール袋に移し替えると8袋にもなった。
 収穫した柿は、渋くてそのままでは食べられない。
 干し柿にするか渋抜きして食べる。
 渋抜き方法もいろいろある。
 ・アルコール度数47%の焼酎を使って抜く方法
  5日から7日位で渋が抜ける。
 ・固形脱渋抜剤(固形エチルアルコール)使って抜く方法
  7日から10日位で渋が抜ける。
 わが家は、柿を段ボール箱に入れアルコール度数47%の焼酎を使い渋抜きする。
 渋抜きした柿は、甘くて柔らかく美味しい「おけさ柿」に大変身する。
・イチジク(10月3日:旧村松町石曽根)
 仕事でお世話になった村松町の知人から「今年もイチジクの収穫の季節になりました」
 と電話があった。
 旧村松町はイチジクの特産地である。
 知人の畑にはイチジクの木が10本ある。
 今は市場に出荷しないので鳥や虫対策のためのネットは掛けない。
 「二人暮らしで食べきれないので好きなだけ採って下さい。イチジクは熟すと下向きになる
 ので下を向いている実を持ち上げると簡単にとれますよ」と。
 ミカン箱で1箱分収穫した。
 わが家では、妻がイチジクを甘露煮とジャムに加工する。
梨と柿とイチジクの収穫が無事終わった。
これからは、梨と柿とイチジクが食卓を飾る。

梨(新興)の収穫 (イラストを模写)