ナメコのほだ木積み

kanazu362008-11-05

今年最後の4回目となる「森の作業体験バスツアー」が、
11月2日行われた。
作業体験は、来春のナメコ菌打ち準備のほだ木積みと杉の枝落。
今年4回、旧上川村高出地区の山林で森の作業を体験した。
1回目は「杉苗の植栽(5月18日)」、2回目は「杉の枝打ち(6月22日)」、3回目は
「杉苗の下草刈り(9月28日)」、そして今年最後の4回目が「ナメコのほだ木積み」。
・ナメコ
 ナメコは天然物と栽培物がある。
 ・天然ナメコ
  天然物はイヌブナ、サクラ、ミズナラなどの枯れ木や倒木に群生し、味や香りは最高。
  しかしなかなか見つからないのが現状。
 ・栽培ナメコ
  ブナやナラ、サクラといった広葉樹のほだ木に菌を植付け、より天然に近い状態で栽培
  したものが原木ナメコ。
・森の作業体験
 作業体験会場には、一昨年菌を植付けナメコがたくさん付いているた「ほだ木」と自然の
 ナラの原木にナメコがたくさん付いた「原木ナメコ」が見本に置かれていた。
 ・ナメコのほだ木作り作業
  地元の人たちが杉林に入りナラの木を電動ノコギリで切りナメコのほだ木は作った。
 ・ナメコのほだ木積み作業 
  新しく作ったほだ木は、まだ水分をたくさん含んでおり一冬山に寝かせ水分を減らす。
  地元の人たちが切ったほだ木をツアー参加者が井桁状に積み上げてゆく。
  積み上げたほだ木の上にナラの木の葉や杉の葉をかぶせ雪よけにする。
 ・ナメコのほだ木の菌打ち(駒打ち)
  ナメコのほだ木への菌打ちはほだ木の水分が少なくなった来春の予定。
・杉の枝落とし作業
 重いほだ木積みの出来ない人たちは、杉の枝落とし作業をした。
 切り落とした杉の小枝はほだ木にかぶせる。
地元の人たちと森の作業体験ツアーの人たちの共同作業は約2時間で終了した。
土産は、杉・ヒノキ・ヒバで作ったはがき。
来春の植菌参加者は、希望すればお土産としてほだ木が1本もらえる。
春に植菌した「ほだ木」を、木陰に伏せておくと椎茸はその年の秋、ナメコは翌年の秋から
収穫が出来る。
ほだ木積み (イラストを模写)