バラとサザンカと芝とスナゴケ

kanazu362008-11-08

あちこちから菊まつりの便りが届く。
バラが咲き、芝やスナゴケの緑の便りも届く。
・お杉のばら園(旧岩室村石瀬・10月30日)
 旧岩室村石瀬の「お杉ばら園」のバラが見ごろと
 新聞に出ており10月30日見て来た。
 公園入り口に「岩室温泉天神山城 天地人直江兼継の弟 大国実頼城主」と書かれた
 赤地の旗が風になびく。
 約3400平方メートルの広い公園は、新潟市西蒲原地域の愛好家でつくる
 「西蒲ばら会」が造成、2006年(平成18)7月開園した。
 園内には610種・約1200株のバラが植栽されている。
 花は5月から11月まで見られ、今は白・赤・黄・ピンクのバラの花が咲く。
・庭のサザンカ
 12本の庭のサザンカは、家を建てた1982年(昭和57)9月に記念樹として植えた。
 26年の時が記念樹を大きく育てた。
 毎年秋サザンカは、赤と白の見事な花を咲かせる。
・校庭の芝
 文部科学省は10月28日、サッカーくじ(toto)の収益金で来年度から小中高な 
 ど公立学校の校庭を芝生にする事業に助成することを決めた。
 近くの坂井輪中学校では、地域連携プロジェクトの一環として生徒と保護者が、草地学
 専門の広田秀憲新大名誉教授(76)の協力を得て学校内に芝生を広げ緑を増やし
 中庭を憩いの広場にする取り組みを始めている。
・スキー場跡地に植樹 
 NPO法人ブナ友の会(阿部幸雄理事長)は、旧五頭高原スキー場への植林と里山自然園
 の造成を目的に活動する。
 旧笹神村の五頭高原スキー場は、昭和50年にオープンしたが今は廃業している。
 このほど、ブナ友の会と地元阿賀野高校の生徒10人が協力し、旧五頭高原スキー場の
 ゲレンデにナラやブナなど約250本を植樹し、豊かな森の復活を願った。
 ブナ友の会では、「人間の手で壊した自然を元に戻すのは人間の責任」と2002年から
 ゲレンデ跡地の植林活動を行っている。
・ビル屋上がスナゴケで緑のじゅうたんに
 11月4日新社屋が完成業務を開始する「新潟日報長岡支社」の屋上は、一面コケ植物の
 一種である「スナゴケ」が敷き詰められ緑のじゅうたんとなっている。
 スナゴケは、自らの重さの約20倍もの雨水を保つことができ、大気の乾燥にも強く、
 気候の変化に応じて水分を蒸散することができ緑豊かに育つ。
・番外:粗朶(そだ)作りホタルのすみよい水辺を
 新発田市の米倉小学校の4年生が、学校近くの里山で来春の完成を目指しビオトープ作り
 を行っている。
 ホタルのすみよい環境をつくろうと、ビオトープの護岸に使う「粗朶」作りに挑戦した。
 粗朶作りは、等間隔に打った杭のまわりに、長さ約3mのヤマザクラやコナラなどの枝を
 絡ませて編み込む作業。
 枝と枝のすき間に魚や昆虫が身を隠すことができ、ホタルの産卵場所にもなる。
 来年は、ビオトープで育ったホタルが里山に舞う。
バラやサザンカの美しい花、芝やスナゴケやゲレンデなどの緑、そしてホタルが人々の
心を癒し和ませる。

小学生が粗朶作りに挑戦 (イラストを模写)