昔を偲ばせる原風景を版画とイラストで 観る

kanazu362008-11-26

出雲崎町を舞台にした「海雪(うみゆき)」を歌う
黒人演歌歌手ジェロさんのNHK紅白歌合戦の初出場が
11月25日決まった。
人口約5000人、海岸沿い約4キロに渡り「妻入り」の街並みが
続く出雲崎町
妻入りの原風景が残る出雲崎町が、海雪の歌と共に再び脚光を浴びる。
新潟市北区早通地域の約30mの線路横断地下道に、絵画や写真などを展示できる
大型の掲示板が設置された。
掲示板は縦0.9m・横約13mのアルミ製の枠で、アクリル板をかぶせて作品を
保護する。
地域ではこのギャラリーを「心の散歩道ち」と呼ぶ。
現在は、早通南小の児童や早通中の生徒の作品など約30点が展示されている。
作品は1・2カ月ほどのペースで入れ替える。
小雨の降る11月18日、昔を偲ばせる新潟下町界隈版画展と忘れかけていた
原風景イラスト展を観てきた。
・新潟下町界隈版画展(小林春規・砂丘館)
 昭和46年転勤で初めて新潟の下町窪田町に住んだ。
 小林春規(1953年旧水原町生まれ)さんの版画「新潟下町界隈」には通勤途上で見た
 懐かしい風景が記憶に甦る。
 約30点の作品は、ある日の並木町・住吉町・広小路・本町通・上大川前通10から
 13番町・湊町の懐かしい風景が彫られている。
 「第四銀行住吉支店」「蒲鉾屋」「銭湯・寿湯」「魚屋」「路地・西湊町周辺」「住吉神社
 などなど。
 時代の流れ、版画に彫られている風景は残念ながら今はほとんど姿を消した。
・忘れかけていた原風景イラスト展(くりはら淳子・東北電力グリーンプラザ) 
 会場入り口に「忘れかけた昭和の原風景が、懐かしさと共に今ここに鮮やかに蘇ります」 
 と書かれている。
 会場には、1960年代の田舎の風景をテーマーにし、ほのぼのとしたタッチで描いている。
 「ザリガニつり」「でんでん虫見つけた」「コタツでくつろぎ」「庭で遊ぶ」
 「みんなでおつかい」「グミの実とり」「夏の日(アイスキャンデー売り)」
 「カヤをつってねる支度」「もち焼き」「台所のかまど」「竹スキー」などなど。
 アイスキャンデー売りやカヤをつってやもち焼きのイラストに懐かしさが。
 お年玉付年賀ハガキコーナーには、くりはら淳子さんの作品が展示されている。
 くりはらさんはこれまでに4回、信越地区の年賀はがきデザイン作品に採用されている。
 ・平成14年「春のよろこび」「福飾り」 ・平成154年「羊とさんぽ」
 ・平成17年「いつも一緒に(にわとり)」 ・平成19年「春うらら(羊)」
ある日の新潟市の下町の原風景や田舎の懐かしい原風景が版画とイラストに偲ばれる。

この原風景には・・・ (イラストを模写)