カモ猟とカモねぎまつり

kanazu362008-12-06

白鳥の飛来地として有名な旧水原町の瓢湖が、
鳥インフルエンザ対策として12月1日から水辺の手すりに
ネットが張られた。
これに伴い、観光客による餌付けの一部制限を開始した。
しかし、観光客による餌付けは「瓢湖の看板」であるとして、餌付けをめぐって禁止を
求める地元環境保護団体と餌付け続行を主張する観光協会・商工会と対立している。
11月15日カモ猟が解禁となった。
明日12月7日、野ガモ猟で有名な旧潟東地区で「2008年潟東かもねぎまつり!」が
開催されるが天気予報では雨のち雪。
今年も新潟市新田の田圃で野ガモ猟が始まったと聞き12月1日見てきた。
・2008年潟東かもねぎまつり
 旧潟東村は昔からカモ猟が盛んなところ。
 12月7日(日)、このカモ猟をテーマに潟東体育館や潟東農村環境改善センターを
 中心に「かもん!カモねぎまつり」が開催される。
 11月8・9日の「コメッセわらアートまつり」で潟東地区は、野ガモをモチーフにした
 わらで作った大きなカモを田圃の中に登場させた。 
 寒さが増すごとにカモに脂がのり、特に12月初旬のカモは最高といわれる。
 当日は、このカモを使ったカモ汁と地区の特産けんざん焼きの販売も行われる。
・無双網で野ガモ猟(新潟市新田・12月1日)
 おとりを使ってカモを捕る冬の風物詩「無双(むそう)網猟」が、今年も新潟市新田の
 田圃で始まった。
 昨年初めて現場を見学したが、今年もカモ猟が解禁になったので12月1日現場を
 訪れた。
 猟場は昨年と同じ場所だがヨシで作られた監視小屋が道を隔てた隣の田圃に移動して
 いた。
 約1反の田圃に水が張られ、片角の柵の中におとりのカモが20羽以上いる。
 監視員が小屋のスイッチを押すと4本の竹竿が半円を描くように跳ね上がり網を広げ
 田圃を覆いかぶしカモを捕獲する。
 無双網には、新潟県知事が発行した許可書(登録番号17号・登録年度平成20年度)が
 結び付けられている。
 一度見てみたいが、野ガモ猟は夜間だという。
・番外:トモエガモがアジガモと呼ばれる
 12月3日の風間辰夫さんの野鳥日誌に、角田浜の人たちがトモエガモをアジガモと
 呼ぶようになった面白い話しが出ていた。
 トモエガモ絶滅危惧種2類に指定されている。
 新潟県には数多く渡来し、今年1月には福島潟に700羽から800羽が飛来した。
 トモエガモを角田浜の人たちの大半が「アジガモ」と呼ぶ。
 角田浜の沖から田圃や湖沼に渡ってきたこの鳥を、地元の人たちが投げ網猟で捕獲して
 食べたら美味だった。
 だからトモエガモがアジガモとなったのだという。
近くの田圃では白鳥が餌をついばみ背後に角田や弥彦の山並みが。
のどかな冬の晴れた一日。

無双網を見る (イラストを模写)