勝ちを忘れたアルビ最後に勝ちJ1残留

kanazu362008-12-07

9月23日の第26節神戸戦以来ここ7試合勝ちのないアルビ。
童謡の「歌を忘れたカナリヤは後ろの山に棄てましょか・・・」の
カナリヤの心境。
勝ちを忘れたアルビ、J2降格の危機。
終戦ガンバ大阪戦で劇的な勝利でJ1残留を自力で決めた。
新聞で最終3節の闘いを振り返った。
ガンバ大阪戦(第34節・3:2・12月6日)
 雪と小雨が降りそそぐ12月6日の東北電力ビッグスワンスタジアム
 アルビの勝利とJ1残留の雄姿を見ようと34287人の観衆がスタンドを埋めた。
 試合は2:2の同点でロスタイムに突入。
 アルビはロスタイム1分半過ぎに得たFKのチャンスに、こぼれ球を内田が右足で
 シュートを放った。
 ボールはそのままゴールに突き刺さった。
 内田の劇的なゴールでアリビは、3:2とガンバを破り8試合ぶりに勝利し、
 自力でJ1残留を決めた。
・FC東京戦(第33節・0:1・11月30日)
 11月29日の試合で、アルビとJ1残留争いにしのぎを削る「磐田」「東京V」「千葉」の
 3チームが敗れ、順位は磐田が勝ち点37の15位・東京Vが勝ち点37の16位
 ・千葉が勝ち点35の17位。
 勝ち点39の14位アルビが、FC東京戦に勝利すればJ1残留が決まる。
 前半の決定的な好機に得点できなかったアルビ。
 後半38分、FC東京にCKからゴールを決められ先制された。
 終盤アルビは猛攻を仕掛けたが勝利の女神は新潟に微笑まず0:1で惜敗。
 アルビのJ1残留は、12月6日のホーム最終戦ガンバ大阪戦に持ち越し。
・大宮戦(32節・2:2・11月23日)
 9月23日の神戸戦以来、5試合連続で勝ち星に見放されているアルビ。
 共に同じ勝ち点で並ぶ大宮との対戦、残留争いから一歩抜け出すためにどうしても
 勝ちたい一戦。
 アルビは前半35分、ゴール前でFW矢野が倒されて得たPKを、FWアレッサンドロが
 右足で決めて先制した。
 後半8分、今度は大宮にPKを決められ同点、試合は振り出しに。
 アルビは後半11分、MF松下のFKにFWアレッサンドロが頭で合わせ2:1と
 勝ち越した。
 喜びのあまりユニホームを脱いだアレッサンドロが「反スポーツ的行為」と警告を受け、
 累積で退場となった。
 1人欠けたアルビは守りに専念。
 しかし、勝利の女神は無常。
 後半43分、大宮がゴール前に上がったクロスを頭で決め2:2の同点、そのまま試合終了
 のホイッスルが。
 引き分けで勝ち点1を加えたアルビの勝ちは点39、J1残留を次節のFC東京戦に持ち
 越した。
・入場者と応援
 ・入場者
  J1昇格5年目のアルビレックス新潟は、10月4日ビッグスワンで行われた
  横浜F・マリノス戦で、J1通算のホームゲーム入場者数が300万人を歴代最速で
  突破した。
  これまでの記録は、浦和レッズの147試合(9年目)だったが、アルビは80試合
  (5年目)で達成した。
  スタンドのオーロラビジョンには「J1リーグ入場者数“300万人達成!!”
  ご来場ありがとうございました」の文字が浮かび上がった。
  アルビは記念すべき日の試合を引き分けに終わり、記念日を白星で飾ることが
  できなかった。
  今季のアルビのホーム観客動員数は、リーグ戦17試合で58万6325人となり、
  昨年より6万4373人減少した。
  平均動員数は3万4490人(前年比3786人減)で、2004年のJ1昇格後最少と
  なった。
 ・応援
  ガンバ大阪との最終戦にJ1残留をかけるアルビー。
  サポーターも燃える。
  サポータたちが、アルビレックス新潟東新潟フットサルコートに集まり「魂を胸に宿し
  駆け抜けろ」とピッチサイドと同じ長さのとなる110mの巨大横断幕を作成した。
  試合終了でアルビのJ1残留決定。
  34287人のサポータで埋まるスタンドは、オレンジ色に染まる夕日ウエーブの歓喜
  沸いた。
アルビのテレビ放送がなく、首位を走る鹿島アントラーズコンサドーレ札幌の試合を
NHKのテレビで観た。
時々他競技場の試合経過が画面に出る。
前半を2:1で折り返したアルビ、後半同点に追いつかれまた引き分けかと誰もが思った。
すべての競技場の試合が終了、9試合の結果が画面に表示された。
わがアルビは3:2でガンバ大阪を破り勝ち点42で13位。
興奮して夕方6時から3局のテレビニュースでアルビ勝利の試合を何回も観た。
6年目の来期は、アルビも優勝戦々に絡み上位で戦うことをファンは期待する。

ロスタイムで決めた決勝ゴールだ (写真を模写)