トキの飛来した関川村と村上の塩引き 街道

kanazu362008-12-10

連日地方紙新潟日報の1面にトキの話題が。
12月10日は「トキ1羽けがか」。
12月8日は、環境庁がトキの試験放鳥後の対応を議論する
「野生復帰専門家会議」を開催、餌が少なくなる冬季に
餌場に餌を補給するなど人為的支援は原則として行わないことを決めた。
12月5日は「関川のトキ・南へ」と。
トキが関川村から新潟市へ移動したのだ。
みぞれ混じりの雨が降る寒い5日、関川村女川地区上野新の越後女川郵便局を訪れ
「トキが舞う絵柄の磁器」を見、村上の塩引き街道を歩いた。
・越後女川郵便局の彩磁深鉢“朱鷺”
 9月25日に佐渡で放鳥されたトキが、約100キロ離れた関川村西部の休耕田で
 目撃されたのが11月8日。
 その関川村上野新にある越後女川郵便局に、地元関川村朴坂出身で同所で窯を開く
 陶芸家石山静男(51)さんの作品「彩磁深鉢“朱鷺”」が飾られている。
 局長の大島文雄さんは、「これが今話題になっている、雪形が浮かぶ地元光兎山
 (こうさぎさん)の春の眺めを背景に羽ばたく2羽のトキの深鉢です。」
 深鉢は高さ21センチ・直径20センチの磁器製。
 深鉢の隣に光兎山と桜が描かれた「釉彩磁花瓶(春)」も飾られている。
 壁には、最近撮影した近くの田圃で餌をついばむトキの写真が2枚飾ってある。
 局長は窓から「あのヨシが茂っている休耕田にトキが舞い降り毎日餌をついばんで
 いました。2日前ころから姿が見えなくなりました。」
 トキがいたヨシの茂る場所を見に行った。
 農道の入り口に「立入禁止(関川)」の標識と「近づかないで静かに見守りましょう
 (関川村)」の看板が出ていた。
 通りかかった農家の人が「もう2日早くくればトキを見れたのに」と。
 トキが舞い降りたヨシの茂る休耕田を遠くから写真に撮った。
 新潟からわざわざトキの鉢を見に来てくれたと局長からおみやげに、郵便局が作成した
 「越後女川郵便局入りの昔話切手シリーズのカレンダー」をいただいた。 
・村上庄内町の塩引き街道
 三面川の鮭漁で有名な村上市
 村上の冬の風物詩町屋の軒先に鮭を吊るし展示する「越後村上塩引き街道」が、
 今年も12月1日から始まった。
 昔ながらの塩鮭の寒風干しを多くの観光客に見てもらおうと、村上市観光協会
 2004年から開催している。
 会場となる庄内町の町屋の17軒の軒先には、約150匹の塩引き鮭が吊るされている。
 雨の中狭い庄内町の塩引き街道を歩いた。
 通りの両側の町屋2階の軒先に「止め腹」されたたくさんの鮭が吊るされている。
 止め腹とは、鮭の腹を割くとき、腹のひれを1から1.5センチほど残して切ることで
 「つなぎ腹」ともいわれ村上独特の習慣。
 腹をまっすぐに切るのが武士の切腹を想像させるので「止め腹」にするようになったと
 伝えれれている。
・番外:鮭のつかみどり大会に長野県の子どもが挑戦
 11月30日、上越市名立の名立川の河口で名立観光協会主催の恒例行事「鮭の
 つかみどり大会」が行われた。
 大会には、長野県からの観光客や上越市民ら約200人が体長1mもあろうかという鮭の
 つかみどりに挑戦した。
 参加者の中には長野県から来たという小学生もいた。
雨の一日。
トキの飛来した関川村と村上の塩引き街道を散策した。

あそこにトキが (イラストを模写)