富士山・エベレスト清掃登山とぽい捨て 条例

kanazu362009-01-10

長岡市大光銀行が、昨年10月同行本店に来店した客
1103人を対象に環境問題に対する「環境意識について」の
アンケートを実施した。
その結果によれば、ごみ削減について「非常に関心があるが
23.7%」「ある程度に関心があるが67.2%」で、合わせて9割以上が関心を示した。
国内外で活躍中のアルピニストで、清掃登山に取り組む野口健(35)さんの写真展が
新潟市東北電力グリープラザで開催されており1月7日見てきた。
新潟市の街をきれいにするための「ぽい捨て防止条例」の罰則適用が1月19日から
始まる。
野口健写真展
 野口さんは、世界7大陸の最高峰登頂を世界最年少の25歳で樹立した。
 ・清掃活動
  1997年の初挑戦中に欧米の登山隊から「日本は経済は一流だが文化マナーは三流、
  エベレストをMtFUJIにするのか?」言われたのがきっかけで、世界7大陸最高峰を
  制覇した後に、「私の大好きな山々に恩返しができれば」と考え、2000年から
  「富士山から日本を変える」をスローガンに」富士山・エベレスト同時清掃登山を
  開始した。
 ・地球温暖化問題
  現在、ヒマラヤ地方には、1万5000の氷河と9000の氷河湖がある。
  この氷河湖は、氷河が地球温暖化の影響等により溶けだし下流に水が溜まり巨大湖を
  形成する ・・・。
  2035年にはヒマラヤ地域全土の氷河が消滅するとも言われている ・・・。
 会場には、エベレスト登山の様子や氷河の風景や登山隊が残した大量の酸素ボンベや
 空き缶などが山積みになった写真など約40点が展示されている。
 野口健氏は、作家坂口安吾の生誕の地の新潟市が創設した第2回「安吾賞」(2007年)
 に選ばれ受賞した。
・「ぽい捨て防止条例」の罰則適用
 新潟市民はもちろん、市を訪れる人が快適に過ごせるようにと制定された「市ぽい捨て・
 路上喫煙防止条例」が昨年10月から施行された。
 条例では、市内全域の屋外の公共の場所での「空き缶や吸い殻などのぽい捨て」
 「飼い犬・猫のふんの放置」「路上喫煙禁止」。
 1月19日からは違反者に過料1000円が科せられる。
 新潟駅前や万代地区や古町地区を歩くと路上に「路上喫煙禁止」の大きなステッカーが
 見られる。
・番外:臨時職員が史跡周辺の清掃
 100年に一度の経済危機と騒がれる昨今、非正規労働者派遣社員の削減記事が連日
 新聞に。
 長岡市では昨年末、失業した非正規労働者などを対象に臨時職員18名を採用した。
 採用された臨時職員が1月5日から業務を始めた。
 3人が配置された与板支所では、観光案内や史跡周辺の清掃などに当たる。
 臨時職員はさっそく「天地人」ゆかりの徳昌寺の参道の階段を清掃した。
ごみ削減に9割以上の人が関心を示す現在、一人ひとりが注意し山も里も街もゴミの
ぽい捨てをやめみんなで日本をきれいにしょう。

働く喜び史跡清掃 (イラストを模写)