寒九の水くみと酒

kanazu362009-01-13

成人の日の12日は、雪のなかった新潟市
雪が降り夕方までに14センチの積雪となった。
新潟市秋葉区の金津の「白玉の滝」で9日、滝打たれ行が
行われた。
暦によれば今日13日は、寒九の水くみ。
酒の話題が新聞にでており、話題の酒「千の風」の醸造元を1月9日訪ねた。
・寒九の水くみと清酒「菅名岳」
 今日1月13日、五泉市の冬の風物詩「寒九の水くみ」が、「銘酒菅名岳の販売店でつくる
 越後泉山会」の主催でに行われる。
 寒九の水くみとは、寒の入りから九日目のもっとも水が澄むという日の行事。
 菅名岳(909.2m)の中腹まで歩き、男性は20リットル・女性は10リットルの水を
 担ぎ麓まで運ぶ。
 水を運んだ人には、くんだ水で仕込まれた清酒「寒九の水仕込み生原酒」四合瓶1本が
 2月下旬にプレゼントとされる。
清酒千の風
 テレビから清酒千の風」のCMが流れていた。
 大晦日紅白歌合戦で白組の秋川雅史が、「千の風になって」を歌った。
 秋川雅史の「千の風になって」のCDが発売されたのが2006年5月24日。
 清酒千の風」の醸造元は、新潟市内野町の「塩川酒造」。
 昔仕事でお世話になった塩川酒造を訪れたのは、平成12年第70回関東信越国税
 酒類鑑評会において首席第一位を受賞時以来だからもう8年前のことになる。
 製造部長の塩川和広さんが清酒千の風」誕生の話をしてくれた。
 千の風になっては、新潟出身の芥川賞作家の新井満氏が若くして乳がんでなくなった
 友達の奥さんを追悼する為に送られてきた作者不詳の英語の詩に感動し翻訳・作曲した。
 醸造元の塩川酒造さんのご親族に新井氏と同じく、故人と親しい方がおられたことから
 この詩に惚れて清酒千の風」の発売となつた。
 清酒の発売は、2004年5月だから秋川さんのCD発売よりも2年も前。
 ラベルの文字は新井満氏、デザインは長野オリンピックのポスターを手がけた鈴木八郎氏
 で「千の風」の墨文字のまわりに龍や犬や猿など十二支の動物たちがつどう。
 瓶は白フロスト瓶、カートンは「わすれな草色」という薄い水色でなんともやさしいイメージ。
 瓶には新井満氏が書いた、「日本酒“千の風”誕生」のいわれのしおりがついている。
 塩川さんは、「清酒千の風”は、昨年開催の“第10回新潟市土産品コンクール”で
 金賞を受賞しました」と事務室に飾られていろ金賞盾を見せてくれた。
清酒檸檬(れもん)」
 新潟市北区の水の駅「ビュー福島潟」で、4代目名誉館長加藤登紀子さんが発案し、
 市民やファンでつくる「ときことピクニック隊」らが毎年酒米の田植えから酒造りに
 挑戦している。
 純米吟醸酒檸檬」1500本が完成し発売された。
 ラベルは福島潟のヨシで作った手すき和紙で加藤さんの名曲歌にちなんで「檸檬」、
 文字は加藤さんの自筆。
どぶろく「卓」
 中川卓夫(67)さんは、上越市牧区農家民宿どぶろく荘」を営む。
 中川さんは2005年6月にどぶろく製造許可を取得しどぶろく「卓」を製造する。
 「どぶろく卓」の「卓」は、本人の名前の「卓」つけたもの。
 原料米は棚田で作った有機コシヒカリ、水は、深山を水源とする牧区のおいしい水。
 どぶろく「卓」は、2006年から首都圏などでも販売されている。
・米国で販売される清酒「菊水」
 新発田市の菊水酒造が、2月から有機栽培した米を使ったオーガニック清酒
 「KIKUSUI Organic Junmai Ginjo」を米国で販売する。
 日本国内で醸造した清酒が米国で販売されるのは初めて。
 アルコール度数は15度でやや辛口。
 同社によると「スイカズラの芳香と、熟したバナナのような香りで飲みやすく、
 洋食にもあう」と。
酒もいろいろ、今夜はどの酒にしょうかな。

今夜はどの酒にしょうかな (イラストを模写)