冬の佐潟探鳥会とカモ猟
今日2月2日は「世界湿地の日」。
ラムサール条約が採択された2月2日を記念して定められた。
ラムサール条約が採択された2月2日を記念して
毎年新潟市佐潟で市民探鳥会が開催される。
13回目となる今回は、1月25日佐潟湖畔で開催され参加した。
・新潟市民佐潟探鳥会(新潟市赤塚)
あいにく雪の降る探鳥会となったが、子どもから大人まで約30人が参加した。
昨夜からの降雪で湖畔の積雪は約5センチ。
参加者は、初心者・中道・一周コースの3班に分かれた。
今年も一周コースに挑戦した。
7:35 佐潟・湿地センターを新潟野鳥の会のボランテイアの人たちの案内で出発
7:39 頭上を隼が飛ぶ
7:43 ツグミが桜の木の枝に・マガモが人の足音に驚き沖へ飛び去る
7:55 羽の色が青緑色のカワセミが水辺の小枝に、くちばしが全部黒いのでオスです
アオサギ・オオバン・ヒヒクイ・ベニマシコ・シロハラ・キジ・ムクドリなどなど。
8:20 セグロセキレイ(日本だけでしか見れない珍鳥)
9:25 中道に到着、向こうの赤松の小枝に今日もオジロワシが止まっています。
双眼鏡をセットしてくれた。小枝にオジロワシが羽を休めている
残念ながら松の葉が邪魔し白い尾は見えない
中道での積雪は10センチもあり、一周コースはここで終了。
赤ゲラ・トビ・ダイサギ・ミコアイサ・カワウ・カイツブリ・トモエガモなどなど。
9:55 佐潟・湿地センターに到着
・鳥合わせ
10時から佐潟・湿地センターで参加者全員が、探鳥会で確認できた鳥合わせをした。
約1時間半で、45種類の鳥を見つけた。
・カモ猟(新潟市新田)
新潟市新田の田んぼの中にトラックの荷台を利用し、ヨシズで囲まれた小屋がある。
何の小屋だろうかと近づいて見てみた。
小屋の外にはプロパンのボンベイとテレビのアンテナがある。
田んぼにネットが張られ、金網の囲い中におとりのカモが20羽位いる。
カモ猟の監視小屋であることが分かった。
小屋にカモ猟の許可証が貼られており狩猟者の名前が書かれている。
狩猟者からカモ猟の様子を聞いた。
・小屋には夕方の5時頃から翌朝の6時頃まで詰めるので、プロパンでお湯を沸かし
バッテリーの電源でテレビを観る
・1日の猟で捕獲できるのは4羽
・2月15日までの猟期に捕獲できるのは200羽
・親戚の田んぼを借りてもう15・6年もこの付近でカモ猟をしている
と。
・番外:放鳥トキに2羽に繁殖色が
1月29日、環境庁などのモニタリング(生態観察)チームが、昨年9月25日に佐渡市で
放鳥されたトキのうち、3歳のメスと2歳のオスに、繁殖期の生殖羽に変わる黒灰色の
着色をそれぞれ観察したと発表した。
トキはメス・オスともに、例年12月から2月ごろにかけて、あごの下辺りから色素を
出し、羽に着色する。
野外でトキのヒナが誕生するか。
春が楽しみだ。
冬の佐潟を歩き雪の中で鳥を探すのも楽し。
あの鳥は (イラストを模写)