少雪に泣くスキー場と雪祭り会場

今日１１日は「建国記念の日」。
２月８日のＮＨＫのど自慢は懐かしいふるさと上越市高田
からの放送だった。
司会者は、上越市の「上杉謙信公祭」と「スキー発祥の地」と
「レルヒ祭」などを紹介していた。
１月１２日は「スキーの日」。
明治４４年（１９１１年）１月１２日、新潟県の高田（現上越市）で、オーストリアの
レルヒ少佐が高田陸軍歩兵連隊の青年将校にスキー指導を行った。
全国のスキー関係団体が、２００２年に日本に初めて本格的にスキーが伝えられた
この日を「スキーの日」と制定した。
暖冬と少雪の影響でスキー場や雪祭りなどの関係者が雪不足に悩み泣いている。
・レルヒ祭行事の一部変更（上越市）
　レルヒ祭はスキー発祥の地の金谷山スキー場を中心に２月７・８日に開催された。
　昔加賀の国の飛脚が、「この下に高田あり」と高札を立てて行ったと言われる
　豪雪地高田。
　一面が枯れ草で積雪ゼロの懐かしい風景の金谷山スキー場がテレビの画面に。
　少雪でレルヒ祭行事の一部が変更されたと。
　・夕暮れ時のモービル試走はレルヒキャンドルに、８０本のろうそくが斜面に輝く
　・あかりのパレードたいまつ滑降はあかりのパレードたいまつ行進に
　・一本杖スキー披露・講習会は日本スキー発祥記念館での一本杖スキー術ビデオ放映に
　・金谷山スキー場リフト無料開放は中止に
・十日町雪まつり（十日町市）
　第６０回十日町雪まつりは２月２０日から２２日までの３日間開催される。
　会場を飾る雪の芸術作品は８２点。
　・芸術部門　３８点　・特別部門　１９点　・学童部門　１８点
　・雪の街角作品（十日町駅西口）　７点
　雪不足に悩み作品作りの雪はトラックで会場に搬入する。
・トキめき新潟国体冬季大会会場への雪の搬入（十日町市）　
　国体冬季大会クロスカントリー競技会場となる十日町市では、雪不足で２月４日から
　トラックによる雪の搬入作業が始まり２月７日までの４日間で１０トントラック計４００台分
　を搬入した。
・おぐに雪祭り：雪上エンヂュロ大会の中止（長岡市小国）
　２月７・８日に開催のモトクロスバイクで雪の上を走る雪上レースのエンデューロ大会が
　雪不足で中止となった。
・スキーフェスティバルの中止（南魚沼市）
　２月１５日開催予定の「第２０回にいがた南魚沼市を歩くスキーフェスティバル」は、
　少雪のため中止となった。
新聞やテレビでは、
・中国の５０年に一度の大干ばつ被害
・オーストラリア南東部のビクトリア州で発生した大規模な山火事
を報じている。
豪雪に泣き、少雪に泣く雪国新潟。
２月９日、自衛隊高田駐屯地の隊員４７人がトキめき新潟国体冬季大会のジャンプ会場
となる石打丸山シャンツェに雪を運びジャンプ台整備に汗を流していた。
新潟県内の週間天気予報は、曇り時々雪で今週も降雪はあまり期待できない。
２月１７日から始まるトキめき新潟国体冬季大会は大丈夫だろうか。

雪よ降れ　（イラストを模写）