春の息吹きを求めて弥彦山に登る

kanazu362009-02-18

今日18日は雨水(うすい)。
雨水は、二十四節気の一つで陰暦正月のなかで、立春後15日。
氷が解けて水になり、降る雪は雨へと変わっていくころ。
白銀の祭典、第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」の冬季
スキー競技大会の開会式が17日、湯沢町で開催された。
千葉県の選手団が雪国に春を呼ぶ「菜の花」を持って行進した。
2月13日の新潟市の天気予報は晴れで最高気温は16度と。
ここ2・3日の春の陽気に誘われ庭の鉢植えの雪割草がもう花を咲かせている。
春の陽気に誘われ春の息吹きを求めて弥彦山に登ることにした。
5合目を過ぎると登山道の山肌に春の息吹きの雪割草の花やオウレンの花やナツボウズ
の花が咲いていた。
・雪割草の花
 山肌に雪割草の白い花が一輪咲いていた。
 北半球の温帯山地・亜寒帯に原生する、キンポウゲ科アネモネ属の多年生植物。
 わが国には ミスミソウスハマソウオオミスミソウケスハマソウなどが、
 東北地方〜中国・四国地方の低山地に見られる。
 早春に開花。
 雪の残っているころに雪を割るようにして咲き出すのが名の由来。
・オウレンの花
 山肌に顔を出した茎の先にオウレンの白い花が数個咲いていた。
 オウレンの花は早春、雪割草よりも早く咲き出す。
 全国の山林樹下に野生する常緑の多年草で日本特産の薬用植物。
 草丈10cmで、葉はセリに似ている。
 平地から高山にかけての木陰を好み、早春2月頃根茎から芽を出し、花茎の先端に
 白い花を数個つける。
・ナツボウズの花(ナニワズ)
 山肌にナツボウズの黄色い花が無数咲いていた。
 ナツボウズは「ナニワズ」や「オニシバリ」の別名でも呼ばれる。
 夏に落葉し、秋から葉をつけ冬を越すので「ナツボウズ(夏坊主)」の名前がついている。
 林野に自生し落葉中高木が葉を茂らせている期間は、光が得られなくなってしまうので
 葉を落として休眠する。
 そして、他の木々が落葉を始める頃より芽吹きを始め、黄色い可愛らしい花が咲く。
 また、樹皮が非常に丈夫なので鬼もしばれるということから「オニシバリ」の名前が
 ついている。
 花は雪割草よりも早く咲き出す。
山肌の雪割草の花を見ていると二人組みの登山者が、「雪割草なら弥彦裏参道の西生寺
裏手に沢山咲いているよ」と教えられた。
・弥彦裏参道の西生寺裏手の雪割草
 弥彦山スカイラインは冬期間通行止のため野積経由で西生寺に向かった。
 西生寺の駐車場に車を止め、弥彦山裏参道ルートで清水平を目指した。
 西生寺裏手の墓地を左に曲がり登山道へ。
 登山道の左右の山肌のあちらこちらに雪割草の白い花が。
 表参道の登山道では一本の雪割草の花しか見れなかったが、裏参道では無数の雪割草
 の白い花が咲く。
 ここ数日の4月下旬の暖かさで間もなく花の見ごろを迎えるのでは。 
春の陽気に誘われ、表参道と裏参道から弥彦山に登り一足早い早春の「雪割草」
「オウレン」「ナツボウズ」の花を堪能した。

雪割草が咲いている (イラストを模写)