西生寺と西生寺奥の院を歩く

kanazu362009-02-20

雨水の18日、新潟市秋葉区田家の妙本寺で修行僧9人が
冷水で身を清める「水行(しいぎょう)」を行ったと新聞に。
春の陽気に誘われ2月13日弥彦山に登った。
弥彦山中で登山者から弥彦裏参道ルートの西生寺裏手に
雪割草の群生地があり花が咲いていると教えら、久しぶりに西生寺を訪れた。
西生寺からも弥彦山に登る弥彦裏参道ルートがある。
・西生寺(旧寺泊町野積)
 西生寺境内の看板に「西生寺は天平5年(733)に僧行基が開いた真言宗智山派
 古刹である。
 古くは親鸞聖人も止錫した(恵信尼消息)と伝えられ、樹齢800年の大銀杏は寺泊町
 文化財に指定されている。
 広い境内の一角に建つ弘智堂には、貞治2年(1363)に入定した弘智法印(こうち
 ほういん) のミイラ仏が安置されている。
 弘智法印は下総国匝嵯村(八日市場市)の僧で各地の修行を経てこの地で即身仏
 なったという」と書かれている。
 西生寺のパンフレットによれば、弘智法印は西生寺奥の院で3000日の厳しい木食行を
 成満して貞治2年(1363)に入定、日本最古の即身仏といわれると。
・西生寺奥の院
 西生寺奥の院が近くのあると知り奥の院を訪ねた。
 西生寺手前のY字路を右に曲がり山道を約10分位い歩くと「弘智法印修行入定之霊地・
 西生寺奥之院参道入口」と書かれた石碑がある。
 辺りは杉木立に覆われ薄暗く人気もなく不気味だ。
 参道を進むと正面に「弘智法印奥の院」がある。
 奥之院の右手に石仏が2体、左手に石仏が3体安置されている。
 どうしたのだろうか、左手の3体の石仏はいずれも首から上がない。
 お堂前の道案内の看板に「弘智法印奥の院」「右:不動ケ滝・弘智法印座禅石」
 「左:龍神大神・龍神之滝」と書かれている。
 案内板に従い、弘智法印奥の院と不動ケ滝と弘智法印座禅石と龍神大神と龍神之滝を
 お参りした。
 座禅石は1人がやっと座れるほどの大きさの石である。
 龍神之滝の左手に小さな祠がありそれが龍神大神である。
 この龍神之滝で弘智法印は滝行をしたのだろうか。
西生寺奥の院は、西生寺本堂の参拝者の賑わいとは違い訪れる人も少なく山中の杉木立
の中にひっそりとたたずんでいた。  

座禅石を見つめる (イラストを模写)