白鳥の北帰行が始まった佐潟を歩く

kanazu362009-02-21

北海道の網走地方気象台は19日、オホーツク海
流氷が接岸し、船舶が航行できなくなる「接岸初日」を
観測したと発表した。
同気象台によると、接岸は平年より18日遅く、1959年の
統計開始以来2番目の遅さ。
北風が吹く冬型の気圧配置が続かなかったことなどが影響したと見られると。
春の陽気となった2月15日、白鳥の北帰行が始まった佐潟を歩き「オジロワシ」と
カワセミ」観察した。
・白鳥の北帰行
 昨年の佐潟の白鳥の数を見ると、
 ・2007年12月7日3470羽(最高) ・2008年1月18日2983羽
 ・2月22日1907羽 ・2月29日1544羽
 ・3月7日オオハクチョウ1羽
 で2月20日過ぎから白鳥の北帰行が始まり数が減っている。
 今年は、
 ・2009年1月16日3723羽(最高) ・1月23日720羽
 ・1月30日3021羽 ・2月6日722羽
 ・2月13日272羽 ・2月17日39羽 ・2月20日368羽
 17日に39羽にまで減った白鳥、ここ数日の寒さで368羽にまで増えた。
 佐潟水鳥・湿地センターの観察員の話では、2月13日の春一番や14日の6月上旬から
 中旬の暖かさで多くの白鳥の家族が北に向け旅だった。
 ここ数日の寒さで南から来た白鳥が佐潟に下り暖かくなっるのを待っているのでないか。
 暖かさが戻れば近日中に旅だち佐潟から白鳥の姿はなくなりますよと。
 観察員の人が、オジロワシの姿を見て下さいと赤松の木の枝で羽を休めている
 オジロワシを双眼鏡に映し出しながら「いま湖畔を歩けばカワセミが見れますよ」と。
オジロワシ
 佐潟には毎年オジロワシが1から2羽飛来するという。
 双眼鏡をのぞくと、赤松の横に伸びた枝にオジロワシが1羽、羽を休めていた。
 主に湖畔のカモ類を襲い餌にする。
 オジロワシが狩をするときは、数千羽のカモが渦潮のように逃げ惑どい辺りは騒然となる。
 1羽が犠牲になると潟は元の静けさに戻ると。
カワセミ
 カワセミは毎日同じ場所に姿を見せるという。
 姿を見せる場所は「自然生態観察園付近」と「野鳥観察舎付近」と「中道の橋の付近」の
 3か所。
 佐潟周遊マップに印を付けた。
 ・自然生態観察園付近
  暖かい日曜日、朝から大勢の人が自然生態観察園でカメラを構えている。
  カメラマンが、「今日は大勢の人にカワセミも興奮して逃げ惑いいつもの場所には羽を
  休めない」と。
 ・野鳥観察舎付近
  ここにも多くのカメラマンが待機する。
  「今日は姿を見せないよ」とカメラマンが。
 ・中道の橋の付近
  佐潟水鳥・湿地センターから2キロ離れたこの場所にはカメラマンの姿はない。
  小川に沿って少し歩いたがカワセミの姿はない。
  教えられた3か所の場所に行ったが、残念ながらカワセミの姿は見れなかった。
 ・自然生態観察園
  自然生態観察園に戻った。
  2時間が経過している。
  多くの人があきらめて自然生態観察園から立ち去り、いつもの静けさに戻っていた。
  突然カメラマンがシャッターを切りながら指を指す。
  指を指した方向に2羽のカワセミがいた。
  つがいだという。
  水辺に伸びた枝の上にいるのがオスで下の小枝のところにいるのがメス。
  飛ぶ宝石といわれるカワセミ、鮮やかな水色が印象的だ。
  美しいカワセミの姿に2時間待った甲斐があった。
間もなく佐潟から白鳥の姿が消え季節は冬から春へと。

アッ!カワセミが目の前に (イラストを模写)