角田山に登り伐採されてナシの木を見る
”さくら さくら 弥生の空は ・・・”と歌われる春3月。
今日5日は啓蟄(冬ごもりしていた虫たちが動きだすころ)。
気象庁は3月4日今年の桜の開花を発表した。
新潟地方気象台の発表によると新潟市の開化は4月7日で
平年より4日早い。
新潟市の万代長嶺小学校のグランドで4日桜が開花したと新聞に。
3月3日の新聞記事、角田山登山灯台コース「シンボル無残・ナシ木伐採」に驚く。
伐採されてナシの木の姿を見に3日角田山登山灯台コースで登り桜尾根コースで下山、
雪割草を観賞した。
・角田山登山灯台コース
寒気の南下で関東地方では雪が降る寒さ。
新潟地方も寒い、角田山登山灯台の気温は3度。
駐車場に着くと新聞を見てナシ木の様子を見に灯台口から登るという数人の人に
出会った。
角田山登山灯台コースは、標高0メートルの波打ち際から山頂を目指す日本でも珍しい
コースだといわれる。
波打ち際から階段が灯台まで続く。
岬の展望広場からは、遠く佐渡が見える。
掲示板には「名称角田岬灯台・標高(平均波面から灯火まで)49.69m・
灯塔(地上から灯頂まで)12.57m・初点灯昭和43年11月15日」
と書かれている。
10:00 灯台コースを出発
10:20 階段を登り尾根に出た、登山道の左右にヤブ椿が赤い花を付けている
10:34 岩肌の出ている登山道を進む、右側に転落防止のための鎖が設けられ、
「防護柵(鎖等)は、人間の体重を支える強度はありませんので、ご注意ください」
の看板が
11:00 ナシの木のある中腹の休憩所に到着
ナシの大木が根元部分を残し無残にも切り倒されている
切り口の頭部には白いビニールがかぶせられ乾燥を防いでいる
木の脇に「お願い!!、この度何者かによって国定公園内にもかかわらず、
ナシの木が切り倒されてしまいました。数十年もの間、冬の厳しさに耐え、
美しい花を咲かせてくれたナシの木です。今、何とか再生して欲しいと・・・
角田浜自治会」の看板が立っている
11:16 桜の枝に薄緑色のまゆ玉が
11:18 マンサクの黄色い花が
11:30 立ち木の北側の幹は、直線を引いたように風雪の白い帯が伸びている
11:33 灯台コース・五ケ峠コースの分岐点に到着
11:37 三望小屋脇にナシの大木があり木の下にピンポン球位の大きさのナシの実が
無数落ちている
11:55 山頂到着、記帳する
12:03 観音堂に到着、昼食
・桜尾根コース
12:20 桜尾根コースで下山開始
雪割草が楽しめるコースだが、最近の寒さで花は数えるほどしか見れない
13:40 灯台コース駐車場到着
地元の人の話では、年間14万人もの人が角田山に登るという。
私も年に10回以上は角田山に登る。
コースは、灯台・五ケ峠・浦浜・桜尾根・宮前などから。
これからは、灯台コースのシンボルだったナシの木が見られないのが残念だ。
新潟市西蒲区では、ナシの木の切り口に腐食を防止する薬剤を塗布、ビニールをかぶせ
「新潟県巻農業普及指導センターや住民の協力を得ながら、再生の可能性を探りたい」と。
春先、木の切り口から新しい枝が伸び新芽が出ることを祈る。
伐採され無残な姿となったナシの木を見る (イラストを模写)