トキとカワセミ

kanazu362009-03-07

3月5日の新潟日報「絶滅」宣言ないまま危機を救った中国産
の記事の中で “日本と中国のトキは同一種”と結論と。
佐潟では毎週金曜日午前7時、白鳥の飛来数を調査している。
昨6日の数は0羽で佐潟から白鳥の姿がなくなり調査を終了。
統計を見ると今年は1月16日の3723羽が最高、昨年は3月7日の1羽で調査を終了。
・トキ
 トキは現在、日本に約120羽、中国に約1000羽以上が生息する。
 2008年9月25日、佐渡で10羽のトキが放鳥された。
 1羽が2008年11月8日に本州に渡り新潟県関川村で確認、もう1羽が
 2009年3月3日本州に渡り新潟県胎内市で確認され2羽が本州の空を舞う。
 本州に渡ったトキの行動を新聞から拾った。
 ・1羽目の行動(固体番号3番の雌)
  ・2008年9月25日佐渡で放鳥 ・2008年11月8日関川村で確認
  ・2008年12月4日新潟市秋葉区で確認 ・2008年12月24日見附市で確認
  ・2009年1月9日長岡市で確認 ・2009年1月20日魚沼市で確認
  ・2009年2月9日十日町市で確認 ・2009年2月28日上越市で確認
  ・2009年3月2日長野市で確認 
 ・2羽目の行動(固体番号7番の雌)
  ・2009年3月3日胎内市で確認
 放鳥されたトキ10羽のうち、1羽が死亡、1羽が所在不明で現在8羽が確認され6羽が
 佐渡で2羽が本州。
 海を渡り本州に飛来したトキ、想像を超えたたくましさには驚く。
カワセミ
 カワセミを初めて見たのは、2007年12月24日の「佐潟冬季冬鳥探鳥会」に参加した
 時のことだ。
 2008年1月27日・2009年1月25日とあれから毎年「佐潟鳥探鳥会」に参加している。
 佐潟水鳥・湿地センター備え付けの資料には、カワセミは「飛ぶ宝石ともいわる美しい鳥
 で、水面上を低く直線に飛びながら細く鋭い声で“チッピィー“と鳴きます。
 水辺の枝や杭に止まってじっと水面を見つめたり、空中で低空飛翔をしたあと、急降下して
 その鋭いくちばしに小魚をくわえて舞い上がります。
 佐潟には一年中生息しています」と書かれている。
 3月6日カワセミの写真を撮影するため小雨の降る佐潟を訪れた。
 潟では雨の中を漁師が船を漕ぐ。
 竿の音に驚き鳥たちが一斉に飛びたつ。
 雨のため探鳥に訪れる人の姿はない。
 カワセミが姿を見せる自然生態観察園の木道を歩いた。
 往復すること3度、ついにカワセミの姿を見つけた。
 木道から約20mくらい離れてた水辺の小枝に止まっている。
 1010万画素・光学4倍ズームのデジカメのシャッターを何回も切った。
 水辺を泳ぐカモの羽音に驚き飛び去る。
 撮影後、再生モードにして画像を見た。
 羽が青・腹が赤茶色のカワセミが小枝に止まっている姿が映し出された。
・番外:東南アジアで越冬の渡り鳥ハリオシギが新潟へ飛来
 温暖な東南アジアで冬を越す渡り鳥「ハリオシギ」が先月中旬頃から新潟市西区の住宅街
 などでたびたび目撃されている。
 日本鳥学会(東京)によると、太平洋側での目撃例はあるが、日本海側では今回が
 初めてだ」という。
 野鳥専門家は「温暖化の影響があるのではないか」と。
 ハリオシギは、チドリ目シギ科で全長25センチ程度でハトを一回り小さくした大きさで
 茶褐色の羽が特徴。
佐潟から冬の使者の白鳥が姿を消した。
代わって暖冬の影響で東南アジアで越冬の渡り鳥ハリオシギが新潟市へ飛来した。
カワセミが元気に佐潟の水辺を飛翔する。
何時の日かトキの姿も佐潟に。

白鳥の姿がなくなった (イラストを模写)