定額給付金と住宅用火災警報器
3月4日、2008年度第二次補正予算関連法案が成立、
総額2兆円規模の定額給付金が全国民に支給される。
5日には全国に先駆けて青森県西目屋村で支給が始まった。
3月4日放送のNHKその時歴史は動いたは、「世界恐慌は
なぜ起きたか」だった。
「2008年9月アメリカ有数の大手証券会社が破たんしました。リーマンプラザーを破たんに
追い込んだのは大規模な金融危機。
アメリカ国民の多くが利用していたサブプライムローンと呼ばれていた住宅ローンが、
住宅価額の暴落で巨額の不良債権となったことから起こりました。
リーマンプラザーの破たんは、世界を危機的な状況に落とし入れました」のナレーションで
始まった。
今の世界的な金融危機は、80年前の1929年(昭和4)10月24日の「暗黒の木曜日」
に似ていると放送したいた。
政府は、総額2兆円規模の定額給付金の支給で国民の消費拡大を目論む。
・定額給付金
支給額は、1人1万2000円。(18歳以下と65歳以上は8000円増の2万円)
電通リサーチが2月1日から4日間、近畿二府四県と首都圏の一都三県の中高生1000
人に電話で「定額給付金の使い方」についてアンケート調査した。
・57%が「消費」に回す ・26%が「預金」 ・13%が「生活費・学費」
世帯主が受け取る給付金については、
・一人一人に渡ると考える生徒は18% ・家族全員で使うが32%
・父母が預かり配分されないが24%
で、現実は厳しいと。
・わが家の定額給付金は住宅用火災警報器に
新潟県消防課の調査によると2008年6月現在の県内の「住宅用火災警報器」の
普及率は12.5%で、全国普及率を16ポイントも下回り全国32位。
最高は東京都の60.2%で全国平均は28.2%。
消防法により、新築住宅は2006年から、既存住宅は2011年5月31日までに
設置が義務付けられている。
夫婦二人暮らしのわが家は、4万円の定額給付金が支給される。
町内自治会から「住宅用火災警報器の設置について」の回覧板が回ってきた。
共同購入・共同設置すれば大幅に割引されると。
わが家では、定額給付金で住宅用火災警報器を設置し「安全・安心」を買うことにした。
残りについてはこれから決める。
その時歴史は動いたでは、「人に儲けたいという欲望がある限り世界恐慌はまた起こる
可能性があります。それを防ぐことができるのは、実は私たち自身なのかもしれません」と
結んでいた。
百年に一度と言われる今回の金融危機。
暗く長いトンネルを抜けるのは何時か。
給付金何に使おうか (イラストを模写)