子どもの虫歯とサルの親子の歯磨き
“痛っ!!くなる前に・・・”のポスターが歯科クリニックの受付に
貼られている。
虫歯治療の初診療は、カルテを見ると平成元年2月13日から。
それ以後毎月1回の定期検診は欠かさない。
68歳の私の残存歯数は26本で2本が抜歯されただけだ。
毎月の定期検診を続けてれば、80歳で永久歯を20本残そうと言う「8020運動」は、
クリアできると先生は言う。
新潟市が2007年度の子どもの虫歯状況を発表した。
巷では、サルが人の髪の毛を使い歯磨きすることを覚え、子ザルに教えているのを京都
大学研究所の正高信男教授が突き止めたと新聞に。
・新潟市の子どもの虫歯状況
新潟市が「2007年度の子どもの虫歯状況」を新潟市歯科保険推進会議に報告した。
報告によれば、虫歯がある3歳児の割合(有病者率)は、全市平均22.1%・12歳児の
平均虫歯数は0.98本。
新潟市は2011年度までに、3歳児の虫歯有病者率20%以下・12歳児一人あたりの
平均虫歯数を1本以下にするといった目標を定めている。
虫歯有病者率は、全市(8区)で22.1%と計画の目標値に届いていない。
区ごとに見ると、目標を達成しているのは、中央区が18.5%・東区が19.5%・西区が
19.9%の3区。
12歳児の平均虫歯数は全市で0.98本と目標をなんとかクリア。
最高が北区の1.5本、一番少ない西蒲区は0.69本。
また市が実施している成人歯科検診の受診率は、同計画の目標「10%以上」に対し
5.5%にとどまっている。
私の住む西区では「1歳を迎えるこどもたちへの歯科健康検診」「4歳児未満のフッ素
塗布」を呼びかけている。
・母ザルが子ザルに歯磨きを教育
人の髪の毛をデンタルフロス(歯間磨き)をする母ザルの姿と、その姿を脇で真剣に
見つめる子ザルの姿がテレビで放映されていた。
「母ザルが子ザルに歯磨きを教育する姿」を突き止めたのが、京都大学霊長類研究所の
正高信男教授で米科学誌に3月10日発表した。
・番外:将軍様とサル
・将軍様と虫歯
新潟市の元歯科医賀名生(あのう)岳さん(62)が南北朝時代の歯科医を主人公にした
ユニークな歴史小説「風歯(ふうし)」を新人物往来社から出版した。
当時の風歯(虫歯)治療や、治療を恐れる将軍らの様子を賀名生さん自身の体験と重ね
合わせて本にした。
主人公の丹波兼康は朝廷のお抱え医師で実在の人物。
風歯治療を受ける将軍は足利尊氏。
興味がありいつか読んでみたい。
・新潟市のサル騒動
新潟市の西区地内の住宅街に3月17日から出没していたサルが、3月19日西区の
関屋分水路近くで市職員らと7時間に及ぶ攻防の末、逃げ込んだ民家の車庫で取り
押さえられた。
捕獲されたサルは、体長50―60センチ・体重約15キロ。
歯科の定期健診が終わり看護婦さんから「歯間が大きくなっています。虫歯になりやすい
のでフッ素を塗っておきます。毎日の歯間磨きも忘れずに」と。
80歳まであと12年、子どもやサルの親子に負けてはいられない。
大きな口を開けて (イラストを模写)