村上町屋の人形さま巡り
明日3月29日は旧ひな祭り。
第10回城下町村上「町屋の人形さま巡り」が4月3日まで
開催されている。
祭りに参加する多くの店は「ひな人形」を展示する。
3回目の見学となる今年は、これまでと違いひな人形以外の人形を中心に町屋を散策した。
・木彫り高砂ビナ(上町:満五ギャラリー)
村岡夕徳作の木彫り高砂ビナが飾られている。
・木のひな人形(上町:山脇店)
山脇家は代々木彫りの匠の家、6代の山脇正司さんが彫った木彫りのひな人形が
飾られている。
店にはほかにぶどうのつるで編んだ財布やカゴなどが販売されている。
・江戸の三福神(長井町:小杉漆器店)
江戸時代の初期に作られたという「恵比寿様」「大黒様」「布袋様」の三福神が
飾られている。
これまでは、年一回村上大祭のときにだけ展示していたが今年から人形様めぐりにも
初出品した。
・ほてい様(長井町:冨士美園)
長井町の村上大祭の山車の乗せ物が「布袋(ほてい)様」。
長井町のシンボルである「ほてい様」が、石で彫られ何体も町内の通りに飾られている。
冨士美園の座敷にたくさんの布袋様の飾り物がある。
・聖徳太子像(長井町:池野漆工芸)
店内に村上に一時居住していた人形作家熊倉聖祥が制作した「聖徳太子像」と、その脇に
子ども向けに制作したという可愛らしい顔立ちの鍾馗(しようき)像も飾られている。
・浄国寺の人形塚(長井町:浄国寺)
浄国寺の山門脇に石で彫られた可愛らしい人形二体が祀られた「人形塚」がある。
村上町屋商人会では、人形さま巡り10周年を記念して3月15日浄国寺で「人形供養」
を行った。
当日は、同市内外から傷んだり役目を終えたりした日本人形や縫いぐるみ、おもちゃの
人形など約300体が集まった。
・おひな様と酒造り道具(飯野:大洋酒造)
大洋酒造の古い酒蔵に昔酒造りをしていた佐藤・平田・木ノ瀬・青木・野澤・村山家の
享保雛・古今雛・元禄雛などが並ぶ。
その隣に古い酒造りの道具も並ぶ。
係員が、会場に置かれたパンフを配りながら「先日村上で鶴瓶の家族に乾杯の収録があり
放送は4月27日・5月4日の予定です。ゲストの余貴美子が大洋酒造を訪れたました」と。
・和菓子の兼続、お船人形が登場(小国町:成田屋)
成田屋の入り口に「天地人愛と義を貫いた直江兼続、お船和菓子人形」と書かれた看板が
掲げられ、店内に和菓子で作られた兼続、お船人形が飾られている。
・番外:懐かしい人形
高額の人形の話題が新聞に。
・純金の二体合わせて1000万円の「ひな人形」
田中貴金属ジュエリーは純金の男びな・女びなの二体合わせて1000万円の
「ひな人形」を発売する。
・200万円の「マジンガーZ」
バンダイは、往年の人気ロボットアニメ・マジンガーZが今年約35年ぶりに再びアニメ化
されることを記念し、200万円のフィギュア「マジンガーZ」を発売する。
・1500万円の「キティ人形」
サンリオの人気キャラクター「ハローキテイ」の誕生35周年を記念し、サンリオと
オーストラリアの宝石研磨会社スワロフスキなどが協力して頭に1カラットのダイヤモンド
と体全面が宝石に包まれた超豪華版の宝飾人形「スーパー・ハローキテイ」が制作
された。
一体限定で価額は1500万円で販売する。
今年の村上町屋の人形さま巡りは、おひなさまではなく人形さま巡りで楽しんだ。
大きなお菓子の人形だ (イラストを模写)