廃線電車めぐりと鉄道模型運転体験会

kanazu362009-04-07

鉄道の話題が新聞に。
「にいがた廃線浪漫・蒲原鉄道」「消えゆく夜行ロマン・
ムーンライトえちご」「くびきの沿線物語・フォトエッセー
コンテスト」「鉄道模型運転体験会」などなど。
にいがた廃線浪漫の記事に魅せられ、3月29日廃線となり保存されている懐かしい
電車めぐりに出かけた。
蒲原鉄道の電車(3月29日)
 蒲原鉄道は大正11年(1922)9月22日設立。
 蒲原鉄道線は大正12年(1923)10月20日村松五泉間(4.2km)が開業。
 昭和5年(1930)7月22日村松―東加茂間(15.2km)が開通、
 昭和5年(1930)十月20日東加茂―加茂(2.5km)開通で全線が開通した。
 加茂市の加茂駅から中蒲原郡村松町(現・五泉市)を経由して五泉市五泉駅までの
 全長約21.9kmを走っていた。
 昭和60年(1985)4月1日加茂・村松間廃止
 平成11年(1999)10月4日村松五泉間廃止
 懐かしい電車は現在旧村松町村松駅近くの空き地と五泉市の総合開館前広場に
 保存されている。
 村松町保存の電車は、蒲原鉄道電車線の廃止を惜しんだ村松在住の周佐義雄さんが、
 蒲原鉄道の協力を得て2台(モハ71・クハ10)の電車を譲り受け村松五泉間の
 県道旧線路脇の用地を確保し保存した。
 五泉市保存の電車モハ41は、平成11年10月4日の五泉線の廃止まで主力車として
 活動していた。
新潟交通電車の電車(旧月潟村月潟駅:3月29日)
 旧新潟県庁前(現新潟市役所)から燕市までの全長36.1kmの新潟交通電車線
 「かぼちゃ電車」走っていた。
 電車は、県庁前駅から東関屋駅までは、車の通る白山通りを走っていた。
 新潟交通電車線新潟交通
 旧新潟県庁前(現新潟市役所)から燕市までの全長36.1kmに新潟交通電車線
 走っていた。
 県庁前駅から東関屋駅までは、車の通る白山通りを走っていた。
 ・東関屋駅から県庁前駅間は、平成4年(1992)3月20日に廃止
 ・白根駅から東関屋駅間は、平成11年(1999)4月5日に廃止で全線が廃止
 廃線となった月潟駅構内にはかぼちゃ電車と呼ばれる、「モハ10形モハ11号電車」
 「モワ50形モワ51号電動貨車」「キ100形キ116号ラッセル車」が保存されている。
 4月7日の新聞に「かぼちゃ電車」は、4月5日で保存が始まって10周年を迎えたと。
ムーンライトえちごの定期運行の終了
 深夜のJR上越線を新潟―新宿(東京)間を結ぶJR東日本の夜行快速「ムーンライト
 えちご」が3月13日の運転を最後に定期運行を終わった。
 14日からのダイヤ改正で今後は、春・夏・冬休み期間の臨時列車となる不定期運行だ。
 午後11時35分に新潟駅を出発・長岡・大宮・赤羽・池袋を経由し翌朝午前5時10分
 新宿駅に到着する。
 運行は1987年10月から臨時運行で始まり1988年3月から村上―新潟―新宿で
 定期運行を開始したが途中から新潟―新宿に短縮され今年3月14日のダイヤ改正
 春・夏・冬休み期間の臨時列車となる不定期運行に降格されてた。
 普通運賃のほか指定料金510円で乗れ若者に人気があった。
・くびきの沿線物語・フォトエッセーコンテスト作品集 
 懐かしい故郷を走る「くびきの沿線物語」のフォトエッセーコンテストの募集があり
 このほど入賞作品集が新潟県上越地域振興局から発刊された。
 故郷の懐かしい思い出に1冊購入した。
 作品集には、第1回から第3回までの入賞作品が掲載されている。
 はしがきに「北陸新幹線が長野から金沢まで延伸され、ここ上越の地を走るまでに、あと
 5年に迫りました。・・・私たちが親しんで利用してきた在来線はどうなるのでしょうか。
 また上越地域はどのように変化するのでしょうか」と書かれている。
鉄道模型運転体験会(弥彦村上泉:3月29日) 
 4月4日のNHKおはよう日本で栃木県壬生町おもちゃ博物館の「鉄道模型展」で、
 NゲージやHOゲージを自分で運転できるジオラマが設置され大勢の親子が楽しむ様子が
 映し出されていた。
 弥彦村上泉の二村建築のショールーム「すまいるシアター」で鉄道模型運転体験会が開催
 されると知り見学してきた。
 会場に新潟モジュールレールレイアウトクラブと書かれた看板があり、50畳ほどもある
 広大な広場に色とりどりの電車が並べられており、子どもたちが好きな電車を選び係員に
 運転をお願いする。
 線路は3線もあり目の前を右から左からと電車が走る。
 子どもたちは歓声を上げながら走る電車を目で追う。
 大人も一時童心に戻る。
・番外:浮上式リニアモーターカー走行試験は13年目に
 JR東海鉄道総合技術研究所山梨リニア実験線で進めている浮上式リニアモータ
 カー走行の走行試験は1997年4月の開始から13年目に入った。
 開業は2025年で首都圏と中京圏を約40分で結ぶ。
廃線電車めぐりで昔乗った電車を偲び、鉄道模型運転体験会で童心に戻った。

懐かしい思い出のカボチャ電車だ (イラストを模写)