２日連続で黒滝城址に登る

大河ドラマ「天地人」に登場する上田衆の一人に深沢弥七郎
（松本実）がいる。
「御館の乱」後、黒滝城主山岸家に養子に入り名を山岸尚家と
改め最後の黒滝城主となったが、上杉景勝の会津移封に
山岸尚家も同行し廃城となった。（郷土史家・小林孝談）
弥彦村は、深沢弥七郎が城主を務めた「黒滝城址」を知ってもらおうと「春の山野草鑑賞と
ＮＨＫ大河ドラマ“天地人”ゆかりの地を巡るトレッキングツアー」を企画した。
４月１２日トレッキングツアーに参加した。
弥彦村役場職員と観光協会の里山ガイドと地元の郷土史家・小林孝さんの案内で約５０人
の参加者が午前９時半にさくらの湯を出発した。
・コース
　・山野草鑑賞コース
　　さくらの湯―南沢の道―城川沿いを遡る―カブラ滝―剣ケ峰砦入口―剣ケ峰砦跡―
　　黒滝城址登山口駐車場（昼食）
　・黒滝城址要塞（曲輪）巡りコース
　　午後は小林孝さんの解説で黒滝城址要塞巡り―搦手道を下山―林道―さくらの湯　
・山野草鑑賞コース
　林道入口に「黒滝城址森林公園２．６ｋｍ」の標柱が立つ。
　城川の沢沿いを進む、山肌にニリンソウ・イチリンソウ・カタクリ・ショウジョバカマ・
　雪割草・オウレン・キクザキイチゲ・トキワイカリソウなどの山野草がツアー客を歓迎する。
　鶯が鳴き赤ガエルが鳴きギフチョウが乱舞する。
　「あの滝がカブラの滝です。上から見るとカブの様に見えるでしょう。いやハートにも。」
　国上山（３１２．８ｍ）から剣ケ峰砦跡（２９２ｍ）に通ずる尾根に出た。
　尾根の道の左右はヤブ椿の群生地である。
　峰上の見張り台跡に到着、眼下に寺泊港や野積海岸が見える。
　１１時２０分剣ケ峰砦跡山頂に到着。
　山頂はカタクリノ花が咲き座る場所がないほど群生している。
　黒滝城址登山口駐車場方向へ下山。
・黒滝城址要塞（曲輪）巡りコース　
　１１時５０分時黒滝城址登山口駐車場到着、里山仕事隊の女性５人がトン汁を作りツアー
　客をもてなす。　
　午後０時５０分黒滝城址登山口から山頂を目指す。
　山中では郷土史家・小林孝さんの案内で説明を聞きながら黒滝城跡要塞（曲輪）巡り。
　約１０分で黒滝城址山頂（２４６ｍ）に着く。
　山頂は天神曲輪と呼ばれ、山頂からは、近くの渡部城や夏戸城が望める。
　階段を下り二の曲輪へ、野生梨の巨木がある。
　桜井ノ曲輪に出た。
　「ここから時計回りで曲輪郡跡地を回ります」。
　桜井ノ井戸―大蓮寺曲輪―桜清水と曲輪群跡―鷲沢の井戸―吉傳寺曲輪―吉傳寺平―
　三の曲輪―桜井ノ井戸―桜井ノ曲輪に午後２時１０到着解散
　ガイドの案内で搦手道を約２５分で下る。
　舗装道路の林道を下り出発地のさくらの湯に到着。
　トレッキングの疲れは日帰り温泉施設「さくらの湯」で癒す。
大河ドラマ「天地人」ブームに沸く前までは、黒滝城址森林公園の「南沢の道」は知る人ぞ
知るの山野草観賞コースだった。
吉傳寺曲輪周辺にたくさんのギフチョウが乱舞する姿が印象的だった。
ギフチョウの写真を撮りにもう一度黒滝城址に登りたい。
ギフチョウの美しさに　（イラストを模写）