お花見を兼ね小学校同級会の開催

kanazu362009-04-21

故郷の妙高山(2454m)に春を告げる「はねうま」がくっきりと
姿を現したと19日の新聞に。
小学校の恩師(87)から子どもたちと一緒に高田城跡公園で
お花見を開きたいとお話があり地元の人たちの世話焼きで
昭和28年3月小学校卒業以来のお花見と3回目の同級会が4月17日開催された。
・お花見
 17日の花だよりを見ると高田城跡公園は散り果て、最高気温は12.3度で平年より
 5度も低い。
 上越市は20日、4月19日まで開催されていた「高田城百万人観桜会」の来場者数が
 126万7000人だったと発表した。(過去最高は2007年の118万1500人)
 公園内の約4000本の桜も見ごろを過ぎ芝生や湖面は、散った花びらで一面ピンクに
 染まる。
 68歳の小学生たちが、花びらの舞い散る公園内を散策した。
・小学校同級会の開催
 クラスの名簿を見た。
 63名中、故人が11名・音信不通者11名で今は41名となった。
 遠く千葉や鎌倉などからも駆けつ14名が公園近くの寿司屋で昼食会を開いた。
 来年米寿を迎えるという恩師の元気な姿があった。
 恩師から出席者一人ひとりに「名句色紙」と「今は昔」小冊子がプレゼントされた。
 ・名句色紙
  名句一覧表には、11名の故人に捧げる「激動の世に愛かかげ己の道を・・・」の
  言葉と42名の名の一字を詠み込んだ名句が書かれている。
  欄外に、最近の消息より・想像もある・詳細な生活は不明だが皆に託す願を込めたと。
  私の名句は「三元をはかり 亦楽(えきらく)謝するのみ」。
  先生から「三元」は天地人を意味し、「亦楽」は論語の「有朋自遠方来 不亦楽」の
  「朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや。」から引用した。
  三朗君の骨折りでこうして同級会が開かれ友と会えることに感謝する意と。
 ・「今は昔」小冊子
  小冊子を開くと「緑のそよ風 森の町・・・」と歌い出す懐かしい小学校の校歌や
  昭和20年代の懐かしい故郷高田の街の風景写真、そして先生が卒業式前にクラス全員
  を4人ずつの小グループに分けて校庭で撮った記念写真が。
  56年前の懐かしい友の顔が20枚の写真の中にある。
・「名句色紙」と「今は昔」小冊子の送付
 欠席者の「名句色紙」を預かった。
 「今は昔」小冊子をコピーし「名句色紙」と同級会の様子を記した文章を添えて各人宛に
 郵送した。
 56年前の写真に小学校時代を思い出し感動する友の顔が目に映る。
恩師は「毎年多くの人から年賀状などをいただくが返事を出したことがない。
この“名句色紙”と“今は昔小冊子”を私からのたよりに替えて欲しい」と。
「たよりに替えて」は、私にとって素晴らしいプレゼントになった。

写真の中に56年前の懐かしい友の顔が (イラストを模写)