ギフチョウに魅せられ黒滝城址に二度 登る
弥彦村では、深沢弥七郎が城主を務めた「黒滝城址」を
知ってもらおうと「春の山野草鑑賞とNHK大河ドラマ
“天地人”ゆかりの地を巡るトレッキングツアー」を企画した。
4月11日トレッキングツアーに参加、山中でギフチョウに
出会いギフチョウに魅せられ2日連続で黒滝城址に登った。
・ギフチョウ
剣ケ峰(292m)に通ずる山道で、山肌の斜面を乱舞するチョウを見つけた。
カンアオイを食草にする黒・黄・赤と色鮮やかなギフチョウだ。
山道は狭く一人がやっと歩ける道。
勝手に立ち止まって写真を撮れない。
剣ケ峰を過ぎ黒滝城址の吉傳寺曲輪広場に着くと目の前を10匹以上のギフチョウが
上へ下へ右へ左へと乱舞する。
やがて一匹が土の上に止まって羽を休めた。
近づいてカメラを向けるとすぐに飛び去る。
今度は成功かとシャッターを押そうとすると別のチョウが飛んできて飛びたちランデブーを
始める。
団体のため自分勝手な行動は取れない。
今日の撮影はあきらめた。
・再挑戦
翌朝6時半、ギフチョウの写真を撮るため一人で黒滝城址登山口に直行した。
早朝の山は人影もな約15分で吉傳寺曲輪広場に到着した。
朝日のさすなか、数匹のギフチョウが乱舞している。
じっくりとギフチョウの行動を観察した。
飛び去ってもまた同じ場所に戻り羽を休める。
羽を休める場所でカメラを構えて待機した。
ギフチョウとにらみ合うこと約30分。
やっとシャッターチャンスがきた。
2日かかりの執念でギフチョウの写真を数枚撮った。
・番外:チョウの話題が新聞に
・アサギマダラ
東南アジアなどに広く分布し、長距離の渡りをすることで知られる「アサギマダラ」
が、日本から約1600キロ離れた中国本土まで移動していたことが、日本と台湾の
研究者らの調査で確認された。
・キマダラルリツバメ
キマダラルリツバメは環境省が準絶滅危惧種に指定する希少種。
日本では、岩手県から島根県までの本州で局所的に生息している。
新潟県では2001年に阿賀町で生息が確認された。
阿賀町教育委員会は4月3日、「キマダラルリツバメ」を町の天然記念物に指定する
ことを決めた。
日本から中国へ1600キロも移動するアサギマダラ。
町の天然記念物に指定されたキマダラルリツバメ。
そして美しさが人を魅了するギフチョウ。
わが家の庭でもアゲハチョウとモンシロチョウが舞う。
チョウもいろいろ。
庭でアゲハが舞う (イラストを模写)