みどりの日と植栽植樹

kanazu362009-05-04

今日4日は「みどりの日」。
みどりの日は、2005年の祝日法改正により2007年より
5月4日となった。
1989年から2006年までは4月29日が「みどりの日」であった。
この日、国民が自然に親しむための各種行事等が各地で実施される。
郊外の田んぼでは田植えが最盛期を迎えている。
最近の新聞から植栽と植樹などの話題を拾った。
・植栽
 ・月見草の苗植栽
  かつて新潟市の西海岸沿いは月見草が群生していた。
  今ではほとんど見ることができなくなった
  月見草の咲き誇る浜辺を再生しょうと取り組む団体がある。
  新潟市民有志でつくる「オオマツヨイグサ(月見草)を育てる」の人たちだ。
  会では、1996年から新潟市中央区の新潟西海岸公園内に苗を植えている。
  今年も4月19日会員約20人が参加し、育てる会のメンバーが種から育てた月見草の
  苗630本を約20mにわたって植えた。
 ・松苗の植栽
  旧両津市住吉の海岸は、かつて地元の甚句に「ほかに木(氣)は無し 松(待つ)ばかり」
  と歌われるほど、周辺は松林が広がる浜だった。
  両津甚句にも「松になりたや 御番所の松に・・・」と松が歌われている。
  今では浜は松くい虫の被害で伐採され、松林も姿を消した。
  新潟県は国の補助を受け、1993年から海岸浸食対策事業をスタートした。
  住吉地区では昨秋、県道沿いの幅10m、長さ900mに高さ50センチほどの松の
  苗木約1万2000本を10列に植え、地面に飛砂防止のため芝の種がまかれ発芽した
  芝を保護するためビニールが張られている。
・植樹と植え直しと接ぎ木
 ・八重桜の植樹
  上越市新潟県立中央病院では、昨年12月に全国で骨髄移植が1万例・さい帯移植が
  5000例を超えたことを記念した植樹会が4月23日行われた。
  移植を受け回復した元患者や骨髄の提供者らが八重桜を一本植え、骨髄バンクの活動
  の広がりを願った。
 ・植え直し(新発田城跡公園シンボルの巨大老松)
  樹齢150年以上といわれ、幹回り約3mので傘を開いたような美しい形が特徴の
  新発田城跡公園シンボルの巨大老松のアカマツ
  2年ほど前から樹木が衰弱し一部が枯れ始めた。
  市では樹木医と相談植え直して樹勢を回復させることを決断した。
  植え直し作業は6月中旬ころから始まる。
 ・御衣黄の接ぎ木 
  4月19日、新潟市江南区北山池公園に咲く御衣黄の一枝をいただいた。
  花びんに活けた花も盛りを過ぎたので、4月22日枯れてもともととスモモの木に接ぎ木
  した。
  スモモの幹にノコギリで斜めに切り、切り口を入れた。
  御衣黄の枝をカッターで斜めに薄く切った。
  スモモの切り口に御衣黄を差し込み、タオルで巻きビニールテープで固定した。
  素人の接ぎ木。
  枯れることは目に見えているが毎朝水をかけ奇跡を信じ観察している。 
・番外
 ・ナラ枯れ
  昆虫が運んだ病原菌によってナラやシイやカシなどの樹木が集団で古死する
  「ナラ枯れ」が新潟県をはじめ23府県で発生している。
  森林総研によると新潟県ナラ枯れ被害は1988年に旧安塚町で始めて確認された。
  2008年の被害は6万7861本で2007年より1万3111増えた。
  被害は南魚沼・糸魚川佐渡の3市に集中している。
 ・弥彦神社周辺の杉並木の枯死が続き並木保存に黄色信号が
  弥彦参道の杉並木、古いものは樹齢400から500年以上といわれる。
  新潟県の天然記念物に指定された1957年には500本以上もあった杉は、風雪被害や
  立ち枯れによる伐採などで減少が続き今ではわずか178本になり並木保存に黄色信号
  が・・・。
 ・弥彦菊まつりが後継者不足で出品が年々減少
  今年49回目を迎える「弥彦菊まつり」。
  菊まつりは、大風景花壇の菊と参道の鉢植えの菊がメーン。
  菊を育てる会員の高齢化や担い手の不足などで会場を彩る出品が年々減少している。
  5年ほど前までは6000鉢を数えたが、昨年は4000鉢にまで減った。
  会員も1989年には1500人もいたが現在は470人にまで減少した。
  弥彦村や弥彦観光協会では、展示する鉢植えを増やすため菊作り専用施設の建設や、
  協力スタッフを村内外から募集することを決めた。
昨3日、農家に注文していたナスとキュウリの苗が届き畑に植えキュウリの棚を作った。
収穫は6月になれば。

畑にナス苗を植える (イラストを模写)