ETCブームと道

kanazu362009-05-08

ゴールデンウイークも終わった。
全国の行楽地は、自動料金収受システム(ETC)を利用した
地方圏の高速道路の土日祝の通行料を上限1000円とする
大幅割引効果で多くの人で賑わい期間中連日高速道路の
渋滞状況がテレビで報じられていた。
新潟県警は大型連休中(4月29日―5月6日)の県内の高速道路の交通渋滞状況を
発表した。
5日に上信越道上り線・中郷ICで17.1キロとなったのが最高・4日に磐越道上り線
・新津ICで15.2キロ・4日に上信越道上り線・観音平トンネル(妙高市)で14キロ。
中郷ICでは昨年(5.2キロ)の約3倍・観音平トンネルでも倍以上。(昨年6.3キロ)
新聞に高速道路を安く使って日本列島を横断する“究極の遠出”鹿児島―稚内のドライブ
シュミレーションが出ていた。
最近の新聞から道の話題を拾った。
・鹿児島―稚内のドライブシュミレーション
 鹿児島の出発から青森までの約2000キロの料金は上限1000円と京阪神圏の料金を
 合わせた計2100円で通常時の3万9100円に比べると2万7000も安く95%引きに
 なる。
 青森からフェリーで海を渡り北海道に上陸。
 上限1000円の通行料を払い稚内へ。
 鹿児島から稚内までの長旅の高速道路料金は3100円。
・椎谷岬トンネル貫通(柏崎市
 椎谷岬トンネルが貫通したと知り4月27日最終工事が続く椎谷の坂の下地区を訪れ
 トンネル入り口付近の写真を撮ってきた。
 2007年の中越沖地震で斜面が崩れ全面通行止めが続いている柏崎椎谷の国道352
 号で、復旧のため2008年5月から「椎谷岬トンネル」(延長886m)の新設工事が
 進められていた。(総事業費は約36億円)
 工事も順調に進み「柏崎―椎谷岬トンネル」の貫通式が4月22日行われた。
 今後は、道路舗装などを経て年度内に開通する見通し。
日東道中条―荒川胎内インター7月18日開通
 4月23日東日本高速道路は、日本海東北道自動車道(日東道)の胎内市の中条
 インターチェンジ(IC)から村上市の荒川胎内IC(延長9.7キロ)までを7月18日に
 開通することが決まったと発表した。
 開通によって、村上市の中心部から新潟市の中心部までの所要時間は約5分間短縮され
 約1時間5分となる。
 荒川胎内ICから先の朝日IC(仮称)までは新直轄方式で工事が進んでおり、平成20年代
 前半の開通が予定されている。
 しかし、県境の朝日IC―温海IC(山形)間の整備は未定のまま。
 日本海沿岸東北道の酒田みなと−遊佐(山形県・約12キロ)は工事の着工が決まった。
・政府与党高速道路新設へ転換 
 4月27日に開催された国土開発幹線自動車道建設会議で政府与党は、東京外郭環状
 道路など4区間を着工の前提となる整備計画路線に格上げすることを決めた。
 整備計画への格上げは1999年以来10年ぶり。
 格上げされた4区間は、
 ・東京外郭環状道路(外環道)の世田谷−練馬(東京都・約16キロ)
 ・名古屋環状2号線の名古屋西−飛島(愛知県・約12キロ)
 ・東関東道水戸線潮来−鉾田(茨城県・約31キロ)
 ・日本海沿岸東北道の酒田みなと−遊佐(山形県・約12キロ)
 で総事業費は1兆5190億円。
直轄国道18道線凍結解除の見通し
 国土交通省は3月末に直轄国道18路線の建設事業凍結を発表した。
 金子一義国土交通相は8日の記者会見で、事業を凍結している建設中の直轄国道18
 路線について6月末までに大半の路線の建設再開を検討していると。
 新潟県の「浦佐バイパス」と「鷹ノ巣道路」はどうなるだろうか。
新潟県は、富山・長野・群馬・福島・山形の5県に接する。
高速道路網も5県に延び5本の高速道路が県内を走る。
富山県境からは北陸道が ・長野県境からは上信越道が ・群馬県境からは関越道が
福島県境からは磐越道が ・山形県境へは日東道が(県境付近は未開通) 
山形県境へ通ずるのは何時のことか。

5本の高速道が走る新潟県 (イラストを模写)