悠久の金剛杉と森林作業とナシの接ぎ木

kanazu362009-05-13

5月10日越後にいきる家の森主催の「越後の森作業体験
ツアー」に参加した。
作業は「杉林の下草刈り・除伐・間伐」と「シイタケの種コマ打ち」
である。
新潟県立図書館の正面玄関に大画面の佐渡巨大杉「悠久の金剛杉」の写真が飾られて
いる。
説明には「北海道洞爺湖サミットの会場を飾った写真です〜2作品のうちの1作品です〜
“金剛屹立(きつりつ)”写真家天野尚」新潟県立図書館所蔵と書かれている。
大きさは、縦 1.5m・横4m。
・杉林の下草刈りとシイタケの種コマ打ち
 第15回越後にいきる家の森主催の「越後の森作業体験ツアー」には80人が参加した。
 会場は旧上川村の高出地区の山林。
・杉林の下草刈り作業
 ヘルメッツとノコギリと軍手が渡され、東蒲原森林組合関係者から作業手順の説明後に
 作業を開始。
 傾斜地の杉林に入った。
 枯れた木や細い杉の木を間伐する。
 あちこちから「この木は切ってもいいか」「この木は・・・」と。
 係員が「OK」と。
 約1時間半の作業で杉林は見違えるような姿に。
・シイタケの種コマ打ち作業
 今回のシイタケの種コマ打ち作業は、昨年11月2日のツアー体験作業で作った「キノコの
 種コマ打ち原木」にシイタケの種コマを打ち付ける作業ある。
 係員から「じょうずなしいたけの作り方」のパンフが配布され説明後種コマ打ちが始まった。
 キノコのコマを打った木を「ほだ木」といい、まだ打ってない木を「原木」という。
 長さ1mくらいの原木には種コマを打ち込む穴がすでに係員によりあけられている。
 1本の原木に穴が20から30個ある。
 一人ひとりに種コマと棒が渡された。
 穴に種コマを棒で打ち込む。
 あちこちから「コン・コン・コン」と音がする。
 土産に一人1本のほだ木がプレゼントされた。
 収穫は2年後の春。
 バスの荷物入れは、ほだ木の山。
・切られた角田山のナシの木再生を願い接ぎ木
 3月3日の新聞に角田山登山灯台コース「シンボル無残・ナシ木伐採」と大きく報道
 された。
 切られたナシの木を見に3月3日角田山に登った。
 ナシの大木が根元部分を残し無残にも切り倒されている。
 切り口の頭部には白いビニールがかぶせられ乾燥を防いでいる。
 木の脇に「お願い!!、この度何者かによって国定公園内にもかかわらず、ナシの木が
 切り倒されてしまいました。数十年もの間、冬の厳しさに耐え、美しい花を咲かせてくれた
 ナシの木です。今、何とか再生して欲しいと・・・。角田浜自治会」の看板が立っていた。
 5月7日地元の住民有志と新潟県新潟市が、角田山登山道灯台コースのシンボルツりー
 の「ナシの木」をよみがえらせようと接ぎ木をした。
 今回の接ぎ木は、幹や枝の切り口に穂木を差し込んで育てる方法で行われた。
 白い美しい花を咲かせていた元の大木の姿に戻るのは何10年先のことだろうか。
シイタケの種コマ打ち作業でプレゼントされたはだ木の菌が死ななければシイタケの収穫は
2年先。
角田山登山道灯台コースのシンボルツリーの「ナシの木の再生は・・・」。
わが家の庭の「スモモの木に接ぎ木した御衣黄」と「鉢に挿し木したフジ」と「シイタケの
ほだ木」が来年の春を待つ。

写真「悠久の金剛杉」を観る (イラストを模写)