大相撲夏場所終わってみれば
大相撲夏場所は、横綱白鵬と大関日馬富士の優勝決定戦となり
日馬富士が下手投げで勝って初優勝飾った。
終わってみれば東西横綱白鵬・朝青龍、大関日馬富士、小結
鶴竜とモンゴル勢が活躍した場所だった。
千秋楽の取り組みに勝負の世界の明暗を見た。
・千秋楽の取り組み
・東西横綱対決白鵬:朝青龍戦(白鵬が優勝決定戦を懸けて)
白鵬が寄り切りで勝って優勝決定戦へ
・東西大関対決日馬富士:琴欧洲戦(日馬富士が優勝を懸けて)
日馬富士が首投げで逆転勝利、優勝決定戦へ
・小結鶴竜:稀勢の里戦(優勝を懸けて)
稀勢の里が寄り切りで勝って優勝決定戦への望みを繋ぐ
日馬富士の勝利で優勝決定戦へのチャンスが消える
・大関対魁皇:琴光喜戦(琴光喜が勝ち越しを懸けて)
琴光喜が寄り切りで勝って千秋楽で勝ち越し
・大関千代大海:関脇把瑠都戦(千代大海が大関の地位を懸けて)
千代大海が押し倒しで勝って13度目のかど番を脱出
5勝7敗から執念の終盤3連勝がかど番の危機を救う
・豊真将:嘉風(豊真将が1勝か全敗か)
豊真将が寄り切りで勝って1勝、1991年名古屋場所の板井以来18年ぶりの
史上5人目の幕内全敗記録を免れる
千秋楽の初白星に客席から大きな拍手が、思わず土俵上で涙を
・霜鳳:高見盛(霜鳳が幕内残留を懸けて)
郷土の力士霜鳳(西前頭10枚目)が寄り切りで勝って6勝9敗、幕内残留を決める
1勝8敗と9日目で負け越し十両陥落の危機、10日目からの5勝1敗の頑張りで
陥落の危機を脱す
・優勝決定戦
横綱白鵬:大関日馬富士
日馬富士が下手投げで勝って初優勝
両横綱の朝青龍を本割りで白鵬を優勝決定戦で倒した
・番外:東関親方(元関脇高見山)の定年と部屋継承者
・東関親方(元関脇高見山)の定年
大相撲で外国出身力士の先駆者として活躍した元関脇高見山の高見山が6月16日に
定年を迎える。
千秋楽の24日、両国国技館内で記者会見し「本場所の仕事も今日が最後。さびしい
気持ちとホッとした気持ちがある」と語った。
東関部屋は、昭和61年2月、元関脇高見山が、高砂部屋より独立を許され創立。
元横綱(第64代)曙、小結高見盛らを育てる。
高見盛関はいまや相撲界の人気力士に。
・東関部屋継承者は元幕内潮丸
千秋楽の24日、東関部屋の元幕内で東十両7枚目の潮丸(31)が引退と年寄
「小野川」襲名を相撲協会に届け出て承認された。
東関親方が6月16日に定年退職するのに伴い、年寄「東関」となって部屋を継承する。
大相撲夏場所が終わった。
終わってみれば、モンゴル勢が活躍した場所だった。
横綱白鵬は14日目に大関琴欧洲に上手投げで破れ連勝記録は33で止まった。
新小結鶴竜が9勝6敗で技能賞を獲得、来場所は関脇に昇進か。
日本人期待の星、関脇豪栄道・小結栃煌山は6勝9敗と負け越し期待を裏切った。
一人稀勢の里が13勝2敗と最後まで優勝戦線に残り日本中を沸かせた。
日本人の新横綱誕生はいつか。