むし歯予防デーとむし歯
今日6月4日は虫歯予防デー。
昨3日の新聞に「ビーバーの歯科検診」という記事が出ていた。
野生のアメリカのビーバーは、常に伸び続ける門歯を堅い樹木を
かじることで、延びた歯が自然に削られ、長さとかみ合わせが
調整されるが、動物園や水族館などで飼育されているビーバーは、歯科検診が必要だと。
毎月1回歯の定期健診を受けているが、3年ぶりにむし歯と宣告され治療することになった。
むし歯を宣告され日本歯科大学新潟新潟病院内にある「医の博物館」の歯科コーナを
5月25日見学してきた。
・医の博物館―歯科コーナ(新潟市中央区浜浦町:日本歯科大新潟生命歯学部)
係員が歯科コーナを案内してくれた。
・むし歯予防デーのパンフから
・日本歯科医師会は、昭和3年(1928)6月4日第1回むし歯予防デーを実施、
その後毎年6月4日に施行
・昭和18年(1943)太平洋戦争のため中止
・昭和24年(1949)復活(口腔衛生週間と改称し実施)
・昭和33年(1958)歯の衛生週間となり現在に至る
・田河水泡の連作漫画物語「黒装束の怪物」
田河水泡といえば「のらくろ」の作者で有名
・文部大臣鳩山一郎名の「ムシ歯予防デー」のチラシも
江戸時代に日本で作られたツゲの木の入れ歯や歯ブラシの始まりの「房楊枝」やお歯黒の
材料なども飾られている。
中庭には日本歯科医学専門学校(現日本歯科大学)の創始者「中原市五郎先生」
(1867−1941)の銅像が建てられている。
・むし歯
4月の定期健診で「歯の根にむし歯があります。レントゲンを撮り検査します」と。
カルテを調べるとむし歯は平成18年2月以来だから3年ぶり。
むし歯が進行しており神経を抜き型をとり冠をかぶせることになった。
原因は砂糖の入った飲食物と間食のとりすぎ。
先生の話によれば「むし歯ができるか健康な歯を維持できるかは、“脱灰”と“再石灰化”
のバランスで決まります。
歯の表面が砂糖漬けの状態になると、むし歯菌が増殖して多量の酸を出し、歯を溶かし
ます。これが脱灰です。
しかし、脱灰しても歯は時間をかければ再石灰化(歯の表面のエナメル質を修復)する
力を持っています。
再石灰化されないうちにまた糖分を取ると、また脱灰が始まります。
“脱灰”と“再石灰”のバランスが崩れるとむし歯になるのです。
特に寝ているときは歯を守る唾液がでないので脱灰時間が長くなります。
寝る2時間前には間食をしないとうに」と。
むし歯になりにくくするには、
・むし歯菌が少ない ・飲食回数が少ない ・歯みがきが良好 ・唾液の力が強い
・唾液がたくさん ・フッ素を使っている
などなど。
80歳で永久歯を20本残そうという「8020運動」に挑戦中。
カルテを見ると68歳の私の残存歯数は26本で2本が抜歯されただけだ。
80歳まであと12年「8020」は達成できるか・・・
歯磨き (イラストを模写)